先日、娘がごちそうしてくれると言うので、お寿司を食べに行ってきた。
回転寿司だと思ったそこのあなた!
正解です。(*^▽^*)
回転寿司にもいろいろあって、わりと高級な店は一皿500円!なんて所もある。
そちらは1年に1、2度、行くか行かないかという程度で、もちろん主流は100円寿司。
今回ももちろん100円寿司。
100円回転寿司と、若干高めの回転寿司と、回らない寿司屋の違いは…というと、
当たり前だけど、回らない寿司屋さんは、職人が握る。
その日の朝、市場で仕入れて来たばかりの新鮮なネタを使う。(多分)
100円寿司はもちろん冷凍。
握るのはまあ誰でもいい。
高校生でさえ奥の厨房でバイトしてるくらいなので、本当に誰でもいいのだろう。
最初はびっくりしたが、シャリマシーンとやらで形作られたシャリの上に、
これまたカット済みのネタを乗せるだけなので、誰でもOK!なのも頷ける。
それでも100円寿司って充分おいしいよね。
高級回転寿司の皿の模様を気にしながら食べるより、よほど精神衛生上好ましい気がする。
子どもの頃に食べられなかったものが、大人になって食べられるようになるってことがあるが、
私の場合はそれがお寿司だった。
実は、これを食べらるようになったのは、ほんの数年前。
それまでお付き合いで(しかたなく)行く回転寿司ではエビ、イカ、タコのヘビーローテーション。
まさしく食わず嫌いというやつだった。
そんな私が、なぜお寿司を食べられるようになったかというと、
それはひとえに娘のおかげなのである。
彼女の大好物はお寿司。
この世の終わりの最後の晩餐はお寿司と決めているらしい。
「毎日お寿司が食べたい♡」
「できればお昼のお弁当もお寿司がいい♡♡」
「朝昼晩三食お寿司でいい♡♡♡」
・・・と豪語するほどの寿司好き。
水族館のレストランでも平気で海鮮丼を食べるタイプ。←これはフツーか?
そんな娘が社会人になり、たびたび私を回転寿司に連れて行ってくれるようになった。
彼女が実においしそうに食べるものだから、私の方も
おいしいの?→本当に?→じゃあ、ひとつ食べてみようかな?→あれ?おいしいじゃん
→また行こ♡♡♡というパターンを何度か繰り返すうち、
今ではお寿司が好きになった。
お肉の次に。。。
おいしそうに楽しく食べるって本当に大切なことなんだね。
お子さんの好き嫌いでお悩みのお母さんは、まずご自身で
おいしそうに食べてみせることをお勧めする。
今嫌いな食べ物も、後々大好物になるってことも大いにあり得るし、
まして、その嫌いなものを今食べないと死ぬってわけでもないのだからね。
遅ればせながら、私も今ではフルメニューを食べられるまでに成長した(*^▽^*)!
今思えば、エビ、イカ、タコしか食べないこの母を、娘はよくぞ気長に誘ってくれたものだ。
最近あちこちで回転寿司店が林立し、それぞれで多様な戦略を仕掛けている。
そして「これ誰が頼むの?」と思うようなオリジナル寿司も次々と出て来る。
度肝を抜かれたのは、エビの天ぷらが2尾、シャリの上につき立てられているもの。
その絵面を想像してみてほしい。
何が見えた?
私はあの 犬神家の一族 (゚Д゚;)
湖に逆さに沈められたあのワンシーンが頭をよぎったのだ。
製作者の意図するものは一体何?
立たせる意味が全くわからない。
単に天丼を意識したのだとしたら、エビ天はぜひ寝かせておいて欲しい。
ただ
「これ誰が頼むの?」と思ったそのエビ天寿司も、たまに目の前を通り過ぎていくので、
頼む人は確かにいるのだ。
~今日の一句~
近頃は 庶民の味が 回る寿司