早朝、コンバインの音で目が覚めた。
稲刈りが始まったんだね。
4月、田植えを終えたばかりの田んぼは、あたり一面見渡す限りの緑のじゅうたん。
日一日と成長を続け、猛暑をくぐり抜けた後は黄金色に変わったいった。
そして今、迎えた実りの秋。
首を垂れた稲穂は今や遅しと刈り取りの順番を待っている。
こうやって田んぼの風景を見ていると、季節の移り変わりを身近に感じることができる。
この近辺の農家、今はそのほとんどが兼業農家である。
本業のお仕事の関係上、どうしても稲刈りは日曜日か、平日の早朝ということになる。
コンバインの音はこの季節の風物詩、私にとっては目覚まし時計代わりになるのだ。
さて、今年のお米の出来はどうなのかな。
我が家ではこしいぶきという品種を購入している。
有名な魚沼産コシヒカリなどは、値段的にとても手が出ない。
でもね、実は夫がこの魚沼の隣町の出身で、義両親が存命の時は
自家製魚沼産コシヒカリを譲っていただいていた。
混ざりもののない、文字通り正真正銘の魚沼産コシヒカリである。
店頭に並ぶ魚沼産コシヒカリが、本物のそれかどうかは疑わしい・・・と聞いたことがある。
ただ、魚沼産コシヒカリは、次の日のお弁当に入れてもおいしく食べることができた。
それだけは検証済み。
今、世の中にはおこめマイスターなる資格がある。
数年前、そのおこめマイスター氏を含め、会社の数名とで
『ごはん食べ比べゲーム』のようなことをしたことがある。
値段の高いお米、中程度のお米、安いお米の3種類を食べ比べて、
各自一番おいしいと思ったお米を決める。
それが高いお米だったら、その人の舌はホンモノであるということだった…と思う。
そう、浜ちゃんMCの、あの格付けテレビのまねごとをしたのだ。
結果、そのマイスター氏が選んだのは、最上級の高額米ではなかった。
米問屋の部長職である彼の好みは真ん中のお米。
彼にとってはそれが一番おいしかったということ。
結局はお米も嗜好品であり、何がおいしいかはその人の感性によるものだと、その時思った。
金額じゃないね。
自分がおいしい思うお米を食べればいいのだ。
我が家の場合はそれがこしいぶき。
稲刈りが始まり、秋の訪れを実感しているのだけど、
実は嬉しくないことがひとつだけある。
私、花粉症なんだ。
普通の人は春に発症するのだけど、私の場合は秋。
なったことのない人にはわからないだろうけど、これはもう苦痛以外のなにものでもない。
なにせ24時間ずっと呼吸困難なのだから。。。( ~д~)ハ・・・ハ・・ (o>Д<)o・'.::・ハックショォンッ!!
これさえなければ、秋ってサイコー!
ああ、花粉症だけがいやだわ~。
~今日の一句~
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