今週のお題「紅葉」
新潟の紅葉は既に終わり、早くも冬に突入している今日この頃である。
南北に長い日本列島。
紅葉前線は今頃どこらへんにいるのだろう。
昨年6月、2泊3日で京都を旅行した。
娘とふたり旅である。
はるか昔、高校の修学旅行で行った時とは心構えがまるで違う。
あれも見たい、あそこへも行きたいという貪欲さがあった。
大体高校生などが、寺や神社に興味があろうはずはない。
私達ももちろんしかりで、体験学習に組み込まれた座禅などは、全員がボイコットするような勢いで、イヤイヤ参加させられていたのを思い出す。
そんな記憶を甦らせつつ、娘に手をひかれ、背中を押されてあちこち観光してまわった。
どこもかしこもテレビや雑誌で見たことのある風景に、テンション上がりまくりである。
来年もまたこの地を訪れたいと思った。
そして
「次は是非紅葉の季節に」…とリクエストしておいた。
一年経ち今年、娘のリフレッシュ休暇は12月ということになった。
残念ながらもう紅葉には間に合わない。
今年は無理だが、ひとめ京都の紅葉を見てみたいと思っている。
生きているうちにね。
しかし「紅葉を見たい」気持ちになるなんて、私も随分大人になったものだ。
高校生の自分に自慢してやりたい。
「今度京都の紅葉を見に行くんだよ」…と。
こんなことを書いていながらなんだが、やはり私は花より団子である。
黄色く色づいたイチョウの木の下に転がる宝石。
ぎ・ん・な・ん♡loveである。
昔、ドライブ中に大量に拾って車に入れておいたことがある。
しばらくすると…。
くっ、
くさい。
くさい!
くさい!!
なんとも形容し難い匂いに、楽しいはずのドライブが台無しである。
せっかく拾った銀杏。
途中で全部棄てて帰りたくなった。
でも、
私のことだから、ひとつ残らず持ち帰ったのは言うまでもない。\( ˆoˆ )/
この銀杏、食べ始めると止まらなくなる。
子どもの頃、せっせと食べていると、いつも祖母に
「そんなにたくさん食べると鼻血が出る」
と言われた。
祖母は銀杏だけでなく
「落花生を食べると、、、」
「チョコレートを食べると、、、」と、
何でもかんでも
「たくさん食べると鼻血が出る」
と言っていた。
でもそんなことは一度もなかったね。
もしかして、おいしいものを孫に食べさせたくなかったのかな。
自分の分を食べられたくなかったのかな。
だとしたら、なんてばあさんだ!
普通、かわいい孫には自分の分まであげるよね!?
この季節になるとそんなことを思い出す。
私もそろそろあの時の祖母の年齢に近づきつつある。。。
〜今日の一句〜
店頭で 銀杏見つけて 思い出す