今週のお題「いい肉」
子どもの頃の我が家、
毎月25日には必ずとんかつが食卓に上った。
父親の給料日が25日だったからだ。
ひと月に一度だけやって来る『とんかつの日』は、子ども心にも特別なものだとわかっていた。
今でも忘れられない。
その日になると、母はとても嬉しそうに夕飯の支度をしていたものだ。
今考えれば、随分ゲンキンだとは思うが、時代が時代だったからね。
あの頃、周りはみんな同じように貧乏で、とんかつといえばごちそう中のごちそうだったのだ。
今ではごく一般的な献立で、我が家では結構な頻度で登場する。
考える必要もないし、たいして高くもないし、簡単だし、豪華にも見える。
何より揚げたてはすこぶる美味い。
たくさん揚げた日の翌日は、カツ丼かカツカレーで再登場である。
一度作れば二度も三度も変身して、私の貧弱なレパートリーを助けてくれている。
私はこの年齢にして、魚より肉の方が断然好きだ。
『いい肉』であろうとなかろうと、全然かまわないのだが、やはり
『いい肉』はいい!!
↑ コレは6月に行った瀬波温泉で食べた村上牛。
わずか三切れしかなかったけれど、もう
『言葉にできない🎵』
くらいおいしかった。
自分には食レポは絶対無理!と実感した瞬間である。
本当に美味しい時は言葉など出てはこないだろう。
「まいうぅ~」
とか
「ウマーベラス」
とか
邪道だから!
もちろん一般庶民ゆえ、普段は『いい肉』など食べられない。
焼肉は定額食べ放題。
ステーキは『M〇YA』か『いき〇り』がホームグランドである。
オージービーフだろうと、デンマーク産豚肉だろうと、ブラジル産鶏肉だろうと、一向にかまわない。
それでも十分おいしい。
おいしいものを食べられるって嬉しいよね。
幸せだ。
そんな私が作るのだから、我が家では肉料理の割合が非常に多い。
それに対して、夫も子ども達も異議を唱えることはない。
牛も豚も鶏もなんでも来い!だ。
特に鶏のから揚げなんかは大量に作っても残ることはまずない。
翌日のお弁当に入れようと思っていた分さえ食べられてしまい、嬉しくもアリ悲しくもアリ…だ。
人生最期の日に食べたいものは何か???
そう聞かれたら
私は迷わず『ステーキ!』と応える。
もう一度村上牛のステーキを食べるんだ!
それもおなかいっぱいになるまでね (*´﹃`*)ジュルル。。。
ちなみに、娘が小学校の卒業文集に書いた、
『人生最期の晩餐は?』
というお題に対する回答が
『おかあさんの作ったハンバーグ』
だって。
泣ける。
あれから十数年、
昨日もう一度聞いてみたら、今では
『100均寿司』
だそうだ。
安上りだ。
~今日の一句~
とりあえず 今夜のメニューは 牛丼で