今週のお題「クリスマス」
クリスマス記事3連投だけど、毎週木曜日は『今週のお題』を書く日と決めているので…書く。
都会の人が『新潟』に対してどんなイメージをお持ちかっていうのを想像すると、
『冬の間、ずっと二階の窓から出入りする』
とか、
『ソリを引いて買い出しに行く』
とか、
そんな感じ?
もしかしたら未だにそんなふうに連想する方がいらっしゃるかもしれないが、雪深いのは中越地方の山、
即ちスキー場のある所ね。
そこでさえもこの時代、そんな生活をしている人などいないだろう。…と思う。
夫の実家はその中越地方の山の中、文字通りの雪国、越後湯沢である。
ど田舎ではあるが、この実家でさえ今は石油で屋根融雪をするという近代的?な生活をしている。
ただ、雪が降ると家の中は暗くて一日中明かりをつけているし、田舎特有の家はとにかく寒いのだ。
北海道は暑いくらい暖房するらしいが、夫の実家はこたつといろり型の石油ストーブのみ。
そんな中途半端な暖房だから、全然暖かくならなくて、コートを着てご飯を食べたりしていた。
一歩廊下に出ると、外と同じ寒さだし。。。
私が子どもの頃、、、
だから、もう半世紀も前。
早い話が、50年以上も昔の話。
雪は確実に今よりたくさん降っていた。
母に抱かれた写真には、その母の背丈程の積雪が写っているし、小学校の登下校時には、何故だか雪掻き用のスコップを持参していた記憶がある。
除雪されてない通学路を
「かき分けて来い!」
ということだったのかな。
そこらへんは忘れてしまった。
また、バス停では「ひと掻き運動」みたいなのが推奨されていた。
バスを待つ間に、バス停回りを除雪しておけ…というバス会社の要請だったのだろうか。
そんな感じで、昔はある程度の雪は降っていたし、積もってもいたのだ。
だからクリスマスは文字通りのホワイトクリスマスである。
あれから50年以上が経ち、今年のクリスマスはどこをどう見ても、雪などなかった。
それどころか、新潟には珍しい晴天で、履き替えた冬タイヤが何ともモッタイナイ。
そんな今年のクリスマス。
雪はないけど風情もない。
やっぱり冬には雪がつきもので、
『雪がないのは物足りない』
などと、なんともわがままなことを考えている。
そして、雪が降らない=地球温暖化は憂うべき問題だね。
最近確実に暖かくなっているのを実感する。
いや、寒いのは寒いんだけどさ。
そんなことを思いつつ、今年のクリスマスも静かに去って行った。
風情がないのはこの晴天と我が家の子ども達がオトナになったからだろう。
でもコレはコレで、楽しかったし、おいしかった。
願わくば、来年も再来年も普通にケーキを食べる日でありたいものだ。
〜今日の一句〜
穏やかな 師走の午後に 昼寝する