最近
お笑い芸人のだいたひかる(以下敬称略)がにわかに脚光を浴びている。
今から数年前
抑揚のない喋りで、ありふれた日常のひとコマをチクリと風刺するネタで人気のあった女芸人である。
「どうでもいいですよ〜」
で締めるアレだ。
その彼女が4年前、乳ガンを患った。
余談だが、
私の姉も母も乳ガンを患っている。
母の場合、
かかりつけの医院で、
「多分・・・」
と言われ、
紹介された総合病院で諸々の検査の結果、乳ガンを宣告された。
その時母は既に80歳。
医師は躊躇する事なく母に告げた。
「乳ガンです」
随分前から
「ガンは治る病気」
と言われている。
治る病気だからこそ、医師は患者にストレートに伝えるのだろう。
でも、
人生いろいろ
患者もいろいろ
である。
亡くなった姉の長い長い闘病生活を目の当たりにしてきた母は
「聞きたくなかった」
とひとこと言った。
で、
40歳の時に乳ガンが判明。
手術を受けるが、昨年ガンが再発し再び手術、現在闘病中である。
そんな彼女がブログで発信したのが露天風呂に入る自身の後ろ姿。
コレが今世間の注目を集めているのだ。
この姿を公開してもいいと、なぜ思った? …という質問に応えている。
胸なくなっちゃう、ハゲちゃうって、傷つくことばかりなんですけど、ハゲても毛が生えてきて、半年くらいでウィッグがとれてとか、めどが立つと、みんな希望が持てて、そういう道しるべをわかりやすく作っておきたいな
FNN PRIME
暗中模索のがん患者にとっては、文字通りの道標になっているのだろう。
このだいたひかるの対極にあるのが、元アイドルの堀ち◯み。
彼女も一年前、舌ガンステージ4と診断され、同時にリンパ節転移も公表して闘病生活に入った。
その後も口内炎やらリウマチやらで
あっちが痛い
こっちが痛い
と言ってはブログでアピールし続けている。
私も少しだけ拝見させてもらったが、
『この人本当に闘病中なの?』
と、思わずにはいられないことがところどころ散見される。
そして、読んでてイラつく。
ピンポイントで『コレ!』というのは避けるが、
私こんなに頑張ってる!アピールと
私はお金持ちなのよ☆彡自慢が
そこここに垣間見られるのだ。
彼女がブログを更新する
↓
ネットニュースに取り上げられる。
↓
あちこちから非難の声が上がる。
↓
炎上
自分のブログが、フォロワー以外の人にどう言われているかってのも、多分ご本人は周知の所だと思うのだけど、何故かマイペースを貫くその姿勢はすごいとしか言いようがない。
まとめると、
自分の経験のありのままを伝えているのがだいたひかる。
自分の経験をデコレーションして自慢してくるのが堀ち〇み。
私達がどちらに感動するかと言えば、推して知るべしである。
~今日の一句~
あくまでも 『個人の感想』 ですけどね