母親になって32年。
長かったような、
短かったような。
小さい頃から
自分は24歳で結婚し、
子どもは3人、
それぞれ25、27、29歳で出産すると決めていた。
その内訳は一姫二太郎三ナスビ?で。
3人というのは、
自分が3人兄弟だったからという、
ただそれだけのこと。
実際は
各々の予定から数年遅れての達成となった。
第一子は男の子。
出産後、
病院に来てくれた今は亡き祖母が、生まれたての我が子を見て泣いた。
その時は不思議な気持ちでいたけれど、
祖母の気持ちがなんとなく今、わかるような気がする。
数年後、
次は絶対女の子!と思っていた。
それも
女の子なら桃の節句の3月生まれがいいな〜などと夢見つつ、
なんと、本当に予定日3月某日をゲットした。
でも、
出産前に次男…と聞いて、心の奥底ではあぁ〜と思ったのもこれまた事実。
後に
次男がいろいろ問題を起こしたのは、もしかしたらこの時の、多少がっかりした自分への反逆だったのでは?と思う。
でも
回り道をしたものの、
今では普通に立派に社会人となってくれている。
さあ
ラストチャンスの3人目。
この時は妊娠中に性別を聞くのはやめておいた。
楽しみにしておこうというのではなく、ただ怖かったから。
「男の子ですねぇ」
などと聞かされたら、その後の期間を心穏やかに過ごせる自信がなかった。
そして
極力男の子だ!と思いこむことにした。
そう思っていれば、
男の子だった時に
『やっぱりね』
と思える。
もしも女の子だったら
人生最大の喜びを爆発させよう。
そう思って臨んだ出産。
娘がやって来た!
喜び爆発!
と言うより
安堵した…と言う方が正しいかも知れない。
『案ずるより産むが易し』
というけれど、
産むのはやはり大変だったわ。
子どもにとって、
私は一生母親なんだけど、
私にとって子どもはいつまでも私の子ではない。。。
と、最近思う。
それぞれが大人になった今、
『母』はもう卒業してもいいかな。
少しだけ寂しくもあり、
いっぱい嬉しくもあり、、、だ。
こんな私を母親にしてくれて本当にありがとう。
今日は母の日。
〜今日の一句〜
子離れを できずに数年 経過した