どうなることかと思ったけれど
なんとか朝を迎えることができた。
久しぶりに完徹した。
眠過ぎて
家へ帰る車の中で、ボーッとしてしまった。
手術直後、
ちょっと自分を見失ってしまった夫に付き添い、
一晩を過ごしたわけだけど、
いやあ、長かった。
夢と現を行ったり来たりの夫に、
悲しくなるやら、情けなくなるやら。
精神的にも、肉体的にも疲労困憊だった。
さて
生まれて初めて利用した
The☆特別室!
40型液晶テレビ、DVDプレイヤー、冷蔵庫、電話機、簡易ベット可変ソファー、ロッカー、シャワールーム、(多目的?)トイレ…
この装備は
さながらビジネスホテルでは!?
と思えるほど。
で、
多分みんなも思っているだろうけど、
『この部屋おいくら?』
と、少しだけ心配もしてみた。
でも
その場で金額確認するのもどうかと思ったので、敢えて聞かず、、、の見栄っ張りである。
もう寝ちゃったからしょーがないしね。
今夜もう一泊して
それで問題なし…なら前の部屋へ戻る予定だ。
高額ルームから庶民の味方のタダ部屋へ〜♬
齢60にしての私の初体験は
ひたすら糟糠の妻を演じきった。
頑張ったね!自分。
そして
看護師の皆さんの献身にはあらためて感服する。
誰にでもできるもんじゃあないな。
昼夜限らず尽力してくれる。
それも、笑顔で。
それも、アカの他人の為に。
すごいな。
少なくとも、
私は無理だ。
さて、
当の夫。
ようやくほんの少しだけ自由の身となったかと思いきや、
機械に繋がった沢山の線やら
導尿管やらが外れるや否や、
早くも運動靴を履いて二足歩行を強いられた。
無理だったけども。
また明日、挑戦だね。
入院にあたり用意した運動靴は、
「26か26.5かな〜?」
との本人の申告に基づき、26.5を購入 (^O^)
大は小を兼ねる…である。
それにしてもバカデカい。
まるで巨人の靴だ。
巨人のように一歩ずつ、
ドシーンドシーンと
一生懸命リハビリに励んでおくれ。
妻は家で待ってるぞ!
〜今日の一句〜
外来に 降りたらいつもの 日常が
エレベーターで病棟から外来に降りた途端、現実に戻った気がした。新鮮!