出されれば食べないこともないけど
自分で調理してまで食べようとは思わない…
そんな食材が多々あるけれど
その最たるものがコレ
↓↓↓
食用菊。
こちらでは『かきのもと』と呼ばれている。
昨日
元職場の人にいただいた。
ついでにコレも
↓↓↓
花ゆず?
冷凍できる…って言うから遠慮なくこんなにいっぱい貰ってしまった。
で
何に使えばいい?
私のことだから
多分9割方お風呂に入れると思うけど。
さて
まずはこのかきのもとを茹でなければならない。
で
新聞紙を広げて花をむしる。
むしる?
散らす?
摘む?
うん、むしる…がしっくり来るな。
むしりながらふと考えた。
今私にむしられているこの菊は
これからニンゲンに食べられると
いう運命をどう思っているのだろうか。
自分の宿命と受け止めているかもしれないし
何を好んで食用なんかに生まれてきてしまったのか…と
嘆いているかもしれない。
ちょっとだけ道が違ったら
菊まつりで人々の眼差しを一心に受けたり
菊人形の一翼を担っていたかもしれない。
などと
考えながらでかい鍋で茹でてやった。
あれだけたくさんあったふわふわの花びらが
わずか5つの塊になった。
ちょうど後ろを通りかかった夫が
ひとことボソッと。
「それ美味いもんじゃないよな…」
うるせーよ!
あたってるけど。。。
今回
貰ったから茹でてみたけど
自分じゃ絶対買わない自信がある。
そしてもうひとつ考える。
私は妻で母で主婦だけど
自分が好まないものはまず作らない。
ゆえに
我が子達は食べたことのない料理が
沢山あるのである。
それって
ちょっとマズイことかもしれない。
特に
今後結婚して妻となり母となる(かもしれない)娘は
将来的にも菊のおひたしなんて作ることはないだろう。
ということは…
郷土の食文化がここで絶たれてしまう
ということだ。
…というようなことをチラッと娘に話したら
今はどこのスーパーでも
いろんなお惣菜が売られていて
家庭の味も故郷の味も問題なく調達できるし
そっちの方が間違いのない味である!
との熱弁をふるわれてしまった。
そりゃそうだな。
そうなんだけど
間違いのない味…
とは実に耳の痛い話である。
さっき
食用菊の効能を調べたら
食べよっと(((o(*゚▽゚*)o)))
〜今日の一句〜
かきのもと 冷凍したけど その先は?