ウチの夫。
昔から口数が少ない方では決してなく
男のくせによく喋る男だ。
男のくせに…というのは比較の対象が私が知る男性
つまりは私の父、そして兄との比較によろものだが
どちらかと言うとこのふたりは寡黙で男は黙って何とやらのタイプである。
特に父親。
父はある日突然亡くなった。
ベッドの中で。
その日の早朝、母はいっとき早起きしている父の姿を確認したものの
そのまま再び眠りについた。
そしていつもの時間に目を覚ましたのだが
いつもなら日課の早朝散歩に出掛けているはずの父が隣のベッドで眠っている。
その時既に父は亡くなっていたのだが
そんな事とは思いもしない母は
「今日は(散歩は)おやすみ?」
と声をかけた。
返事はない。
そこで驚愕!!という次第だ。
亡くなった後に知ったのだが
父は心臓を患い、長いこと薬を飲んでいたそうだ。
あの日あの時
ひとこと「苦しい」と母に伝えていたら
もしかしたら死なずに済んだかもしれない。
父のことだから
寝ている母を起こすのが忍びなかったのかも知れないな。
少し横になっていれば治る…と。
まさか死ぬとは思っていなかっただろう。
…という父だったから
我が夫が痛いとか苦しいとか痒いとか簡単に訴えるのを
ちょっと苦々しく思ってしまう。
ちっとは我慢せんかい!とは言わないけどね。
でもあの時の父は
我慢しすぎの寡黙過ぎてやるせない。
夫と父と足して2で割るとちょうどいいかもね。
で現在の夫。
年齢を重ねてなお一層ひとりごとが多くなった。
先日などは
テレビに向かい、広角泡を飛ばす勢いで持論を展開していた。
こーゆーの、あまり見たくない図である。
なんか
ボケ老人がテレビに話しかけているようで若干の恐怖を覚えた😰
夫のことは長い付き合いだからよーくわかっている。
話好きに輪をかけて話が長い。
話がまわりくどい。
尚且つ話がヘタ!
一例を挙げよう。
「今日は何時頃帰ってくる?」
という質問に、私としては単刀直入に
「◯時頃」
という回答が欲しいわけだ。
だが夫は違う。
「今△△にいる」
「コレから◇◇へ行ってごはんを食べる」
「何故今頃ごはんかというと□□の◎◎さんと▽▽でばったり会って◆◆の話で盛り上がり・・・・・」
まぁ話が長いんだ。
結局途中で遮って
「だ・か・ら!何時!?」
と私が語気を強めることになる。
いつもこうだ。
学習能力…😩
〜今日の一句〜
オトコなら 黙って静かに ☆ビール