タイトルのとおり。
私
生まれてこの方一人暮らしというのをしたことがない。
結婚するまで実家暮らしで、結婚後は夫とふたり、その後、子どもが増えて現在総勢5人家族で暮らしている。
若い頃は
『一人暮らし?とんでもな〰︎い』
と思っていた。生活の何もかもを一人で…というのは私には無理だと自覚していた。
そもそも都会に憧れもなかったし、やりたいこともなかったのだ。
周りの友人達も決してお嬢様ではないのに、全員揃って実家暮らし。
きっと、そういう時代で、そういう土地柄だったのだと思う。
周りに何もない本物のど田舎ならば、親元離れて都会に出ざるを得ないが、田舎の中の都会といった感じの私の地元は、そこそこ学校もあったし、勤め先もあった。だから家を出る必要がなかったということだ。
さて
我が家の子どもは3人。3人揃って独身、実家暮らしである。
真ん中の次男だけが遠方にてひとり暮らしを数年経験してきた。
世の母親がそうであるように、その最初の頃は私も胸が痛くなった。
ココだけの話、ストリートビューでヤツのアパートを探してみたりもした。←まじストーカー😝
元気でいるか
街には慣れたか
友達できたか
寂しかないか
お金はあるか
今度いつ帰る
案山子(さだまさし)の歌詞の如く、日々彼を偲んだ。
で、これも世の母親がやるように、食品やら日用雑貨、衣料品、医薬品、他諸々を段ボール箱いっぱいに、アレもコレもソレも詰めて送った。やってみたかったんだ。
が、数回目の発送直後
「送らなくていいから」
と。
「アパートの一階がコンビニだから何も不自由ない」
だってさ。
けっ!😠
そんな次男も既に実家に戻り、今に至る。
年齢のせいだろうか
ここへ来て、ひとりになりたいという思いがムクムクと湧いて来た。実際そんなことはできるはずもないのだが、何というか、
疲れたというか
憧れというか
実に微妙な心境になって来た。
もう他人(家族だけど)の心配をしたくない。自分のことだけを心配して生きて行きたい。自由に、好きなように…なーんてね。
でもここからが私の図々しいところ。
その大前提として
この家で!
ということは、子ども達に出て行ってもらわねばならない。
悪いけど、夫も。
ひとり静かに自由にこの家で暮らしたい
と思うのだけど
ダメかな
〜今日の一句〜
雨音と 共に聴こえる 冬の足音