だんごのきもち

徒然なるまま自由気ままに書いてます(*^▽^*)

最期について娘に伝えた

医療機関勤務の娘が、職場の勉強会での話をちらっとしてくれた。お題は『在宅介護』『看取り』について。

 

「お母さんはどうしたい?」

 

娘のストレートな質問に一瞬たじろぐ。その手のことは今迄真剣に語ったことはないのだが、折に触れ、面白がりながら話したことは何度かある。

 

年を取り、自分で自分のことができなくなったら、或いは自分のことがわからなくなったら、どうか(とっとと)施設に入れて欲しい。その時は多少のお金と時間の面倒はかけるかも知れないが、それくらいは許してね♡と。まぁ本気半分、冗談半分だ。

 

その昔、姥捨山と揶揄された老人ホーム。今ではお洒落にカタカナで呼ばれていて、外観はもちろん内側も高級ホテル並みかそれ以上だったりする。看護師常駐の物件もあって、それはそれは至れり尽くせりの終の住処だ。

近い将来、自分も高齢者の一部となる訳だが、どう逆立ちしても平民のこの私がそんな所に住める訳はなく、つまり私の最期はこの自宅か病院かの二者択一しかないのである。

 

残念ながら子ども達に残してあげる金はない。にっちもさっちも行かなくなったら、二束三文のこの土地と家を売り払い、自分の年金を足して賄えるレベルの施設に入れて貰えばいいかな〜と漠然と考えているのだ。

 

夫の両親は夫の姉弟が、私の両親は私の兄夫婦に丸投げで、都合のいい時だけご機嫌伺いをするという冷たい嫁、冷たい娘、それが私だ。

だからこそ、我が子達にも自分のことで負担をかけたくないし、かけられないと自覚している。自分にできなかったことを子ども達にやってもらおうなどと考えてはいけないのだ。

こういうのなんて言うんだっけ?自業自得?因果応報?

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と、今のところ考えているが、いざとなったらわからない。

暑い、寒い、痛い、痒い、腹が減ったーと、困った老害ばばあになるかも知れない😭

 

さて

実際自宅での『看取り』が言うほど簡単でないのは、素人でも十分わかる。テレビドラマのように愛する家族と共に手を取り合い、微笑みながら穏やかに旅立つ…なんてことを真に受けると、後々厄介だったりする。実際はそんなきれいごとでは済まされないのだから。

苦しむ(かも知れない)最期の時に、医療者不在というのは、私には耐えられない。患者の立場だとしたらなおさらだ。

 

だから

 

「やはり最期は病院がいいな」

 

と伝えた。

 

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〜今日の一句〜

最期には 一泊2日の 特別室🤪