特別お題「わたしの推し」
「推し」という言葉には当てはまらないような気がしないでもないが、私はX JAPANが好きだ。
ことの初めは6〜7年前、ふとしたことから故hideのことを知り、年甲斐もなく彼らにのめり込んだ。
そしてまさかのまさかで、横浜アリーナのライブに出かけてしまった。
その時私は既に50代半ば。日本を代表する世界的ロックバンドのライブに参加するような年齢ではないという自覚は大いにあった。
その頃
勤務していた前職場でのストレスがMAXで、本気で退職を考えていた。それを家では悟られないように、努めて平静を装っていたつもりだったが、娘には通じるものがあったらしい。既にSOLDOUTしていたチケットを2枚、裏技を駆使してゲットしてくれた。
当時娘は卒論に苦労していて、コレが不可となればもちろん卒業は見送り、内定も当然取り消しになるいう時期だった。卒業のかかった貴重な2日間を私のために、私と行動を共にしてくれたのだった。
意を決して乗り込んだ横浜アリーナ。入り口ではメイクも髪型も衣装も一目で
『X JAPAN見に来ました!』
…とわかる人達が大勢たむろし、あちこちで円陣を組んで何やら叫んでいた。
田舎者の私はそれを見てさすがに引いた。が、冷静に周りを見渡すと、同じような年恰好のご婦人も少なくなくて、少しだけホッ。
開演はYOSHIKI様がスモークの中から登場。もう神々しくてそれだけで涙がじわ〜っと。
ステージから四方に花道が設えてあり、YOSHIKIさまはじめメンバー全員が何度もやって来る。2㍍の至近距離で、
もーサイコー!😍だった。
YouTubeでライブ映像はよく見ていたが、やはりナマは全然違う!
全然違う!!
全然違う!!!
大事なことなので3回言った😝
足元から振動が伝わってくる。
自分の声援が聞こえない。
ステージの炎が熱い。
メンバーが全員細い。
他諸々、初遠征ライブは感動の連続で、暫し夢見心地の現実逃避。こういうのをトランス状態というのだろう。
ライブのベテランである娘も、過去一番感動したと言っていた。
しかし
最近ではそれぞれ単独の仕事ばかりで、X JAPANはどうなってんの?と思うばかりである。
特にボーカルのToshI君は、彼は一体どこへ向かってるのだろう…と思うほどの変貌ぶりでクイズ番組やらグルメ番組に登場している。
SUGIZOは子ども番組でギターを弾いていたし、YOSHIKIさまもお正月のバラエティ番組に出ていた。
それぞれのお考えはあるのだろうが、こうも別次元での露出が多いと、カリスマ性というか、スター性というか、手の届かない存在がやたら近くに来ちゃったような…。
それがいいという人もいるが
私は過去のX JAPAN LOVE❤️なのである。
うふっ☺️
YOSHIKIさまに貰ったバラ。正確にはYOSHIKIさまが投げたバラを死に物狂いで拾った。