職場にて
お菓子が配られる(ばら撒かれる)というのは、大して不思議な光景ではない。
大袋のチョコやらクッキーやら煎餅やらを持って来た人が、一人一人の机の上に置いていく。
本当にパクッと口に入れてしまえばお、し、ま、い♡のおやつだ。
でも
それが苦痛な人がいることを知った。
先日のバレンタインデー
予想通りにチョコが飛び交っていた。
本命でも義理でもなんでもない配給という名のお裾分けである。
それに対して
驚くほど痛く恐縮していたのが、あのちょっと不思議なパート40女性。
そういうイベントに上手くノレない人とでもいうのだろうか。
不在の時に置かれたお菓子のひとつひとつに
「どなたからですか?」
と確認の上、わざわざその方の所へお礼を申し上げに行く。
そのあまりの恐縮さ加減に、いちいち来られた方もちょっと引き気味であった。
そして
彼女はまた翌日、必ず何かしらのお返しを持って来るのだ。
先日
彼女が私に言った。
40女「もう私のところに置かないでもらってください」
彼女が
同じくパートの女性(ちょっと怖い61歳看護師)にお返しを渡そうとしたら
61看「そんなことしないで!」
と強く言われ
結局受け取ってもらえなかったらしい。
私にしてみれば
どっちもどっちと思うのだけど。
40女「私は貰いっぱなしにはできない」
でも
40女「薄給だから本当はお返しは厳しい」
・
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だったらやめれば!?
って話で
それを優しく諭してあげたのだけど
40女「そういう訳にはいかない」
40女「私の気持ちが許さない」
のだそうだ。
面倒くさいな😫
私?
私は配給もお返しも一切しない。
だって
面倒くさいし、お金もMOTTAINAIもん。
それこそ薄給パートの私が高給取りの教職員に貢ぐ必要などない!
って話だ。
ただ
いただく時にはどんなものであれ
たとえハッピーターンの一枚であってもその場で大いに恐縮してみせる。
配給元だって、お返しを期待している訳ではないはず。
コミュニケーションツールのひとつであり、その場のお礼だけで充分だと私は思っている。
でも
それで納得できない人がいるのだ。
でも
「あっ、その机には置かないでいいですから」
なんてこと、私は言えない。
そういえば
昔、そんな絵本を読んだことがあったな。
おかえしのおかえしのおかえしの・・・・・