だんごのきもち

徒然なるまま自由気ままに書いてます(*^▽^*)

雪の宿を噛み締める

買って来た!

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北京五輪

村上市出身の平野歩夢選手が金メダルを獲得した翌日に起こった三幸製菓村上工場の火災。

 

この火災で6人の方々が亡くなった。

その内4人は高齢の女性従業員

夜間専門の方々だったという。

もうおふたりはまだお若い22と23歳の男性。

男性というより、私的には男の子だな。

 

女性の方は自分に重ねて

また

男性の方は我が子に重ねて

思うところがたくさんあった。

 

どうしてこんなことになってしまったのだろう。

どうすればこんな風にならずにすんだのだろうね。

 

原因究明はもちろん大切なのだけど、なんて言ったら良いのかな…

彼らのこと、そしてご遺族のことを考えると、赤の他人である私ですら

あの日から前へ進めない感じ

時が止まっている感じ

上手いこと言えないけど、そんな感じがしてならない。

 

この火災事故が起きたばかりの頃

『三幸製菓のお煎餅を食べて応援しよう!』

という人がいた。

それに対して

『そんなことをしているから経営体質が変わらないのだ!』

という人がいた。

 

日本の社会

特に地方の中小企業って、残念ながら概ねこんなもんだと思う。

現場の人間は明日の糧を得るために脇目も振らず働き続け

かたや経営者はヒエラルキーの頂点に胡座をかき、下方を見ようとはしない。

利益と名声は俺のもの

何かあったら現場の責任

そういうことだ。

 

遥か昔

山一証券破綻の際

「社員は悪くない」

「みんな私が悪いんです」

と会見で泣き崩れた社長サンがいたけど

いいか悪いかは置いといて、ああいう社長サンもいるのにね。

 

以前勤めていた会社は

会長以下ほぼ血族で、それにへつらう役員達は彼らにひとこともモノ申せない腰巾着

という会社だった。

 

経営者一族の言うことは絶対で

時に会長宅の夕食の手配までさせられたり

缶ビールを買いに走らされたり

事務所に少しでもホコリが落ちていようものなら

「心が汚れてる」

とか言われたっけ。

はあ⁉︎

の世界だったわ。

 

 

さて

好きだから

食べたかったから

買って来た三幸製菓の雪の宿。

当然

あの日を思い出し、どんな顔して食べたらいいのか一瞬考えもしたけど

 

それでも雪の宿は雪の宿だ。

 

そしてコレがもしかしたら

最後の雪の宿になるかもしれない。

 

改めて

亡くなられた方々のご冥福をお祈りします。

 

三幸製菓のプレス発表(2/25)↓↓↓

https://www.sanko-seika.co.jp/pdf/news20220225.pdf