ゴールデンウィーク真っ只中!
普通の月曜日だから普通にお仕事。
天気→晴れ、気温→低い、チョー寒い!
知床遊覧船の事故の件
社長が出て来て土下座してたけど
質疑応答では時折鼻で笑ったり
回答はしどろもどろだったり
『あーこの人は現場を知らないんだな…』
と思った。
それでも
とりあえず人前に
カメラの前に出て来るだけマシ
とも思った。
以前の職場は飲食店舗数店を展開する会社だった。
折しも食品偽装や異物混入で世間が騒々しかった頃
社長は
「(そういうことがあっても)ボク、絶対(会見、説明会などには)出ないからね」
「ボク、絶対謝らないからね」
とよく言っていた。
冗談で言っているだけだと思っていたが
ある時
委託で入っているレストランの厨房から失火し、あわや…という時に
なんと…雲隠れしてしまった。
おそらく
現場のこと
そこに勤めるスタッフや作業内容、他諸々のことなど彼は全く知らないだろう。
こんなんで
「ボクちゃん社長だもん」
と偉ぶってるから、古くからいる人間は呆れ果てているのだが
古くからの人間=それなりの年齢だから、イヤだからってそう簡単に
「辞めます」
とは言えない。
我慢に我慢を重ね、心身共に疲れ果ててもなお、その会社にしがみつかざるを得ない年齢層の人達が今も2、3人は勤め続けている。
多分
知床の社長も、現場のことなんか、何ひとつわかっていなかったのだろうと思う。
世の中の社長とは
こういうものなのだろうか。
どこかに
かつての本田宗一郎氏のような方はいらっしゃらないものだろうか。
そして
2月に起きた三幸製菓の大惨事。
高齢の女性清掃員4名とまだ20代初めの男性社員2名が亡くなるという火災は記憶に新しい。
しかし
あれから3ヶ月、未だ社長は出て来ない。
。。。
この会社
3ヶ月の生産休止を経て、今月中旬からまた再出発するということだ。
そしてトップも(何事もなかったかのように)君臨し続けるようだ。
賛否両論渦巻く中
それでもそこで働かなければならない人が大勢いるのも事実で
工場の再稼働を待ち望んでいる従業員が多くいるのだ。
ご遺族は
どんな言い訳や謝罪を書いたところで
ずっと納得できないままこれからを生きるのだろう。
私達も
しばらくは『雪の宿』を見るたびに、火事のことを思い出す。
消費者としては
忘れた方がいいのか
忘れない方がいいのか
どっちだろう。