今週のお題「何して遊んだ?」
ここ10数年来、外で遊んでいる子どもをとんと見かけなくなった。
特に夏休み。
多分、熱中症を心配するあまり
『エアコンの効いた快適な部屋で過ごすように』
との親のお達しなのだろう。
家の外は危険がいっぱい。
熱中症然り、交通事故や良からぬことを企む大人もいる。
子どもの神隠し的事案は昔からあって、未だ行方不明の子ども少なくはない。
その親御さんの気持ちを考えると、いたたまれないし、かける言葉も見つからない。
我が子がどこでどのように暮らしているのか、その年月が長くなればなるほど、風貌も体型も変わっているだろうし、もしかしたら既に自分達のことは忘れられているかも知れない。
悪い大人に連れて行かれ、よもや鎖で繋がれるような生活をしているかも知れないと考えると、気が狂いそうにもなるだろう。
治安のいい日本でありながら、そういうことは
「絶対ない!」
とは言い切れないのである。
我が子達が子どもの頃は、スーパーファミコンやゲームボーイが大流行していた時代(だったかな?よく覚えてないけど)
四六時中家の中でピコピコやっているのは間違っても健康的とは言えないが、その反面、安全を担保できていたのは良かったかな…と。
まぁ親(私)が安心したかっただけということに相違はない。
さて
自分が子どもだった頃、半世紀以上前は子ども達の遊びは『外』限定だった。
暑かろうが寒かろうがそんなことは関係ない。
ままごともあやとりもお絵描きも庭先にビニールシートを敷いてやっていた。
石を投げても建物や車を傷つける心配もない。
通称『小川』と呼んでいた(汚い)側溝に入り込み、ザリガニやフナやタニシを取った。
ベニヤ板の切れ端でブーメランを作ったり、木の枝はチャンバラの剣になり、釣り竿になった。
ゴム跳び、縄跳び、影踏み、馬跳び、おしくらまんじゅう、鬼ごっこ、かくれんぼ…今のような金のかかる遊びは何もない。
それでもただひたすら楽しかった。
転んだり引っ掛けたりして傷だらけの日常でありながら、大きな怪我も深刻な病気にもならなかったのは幸いと言うべきか、単に体が頑丈だったと言うべきか。
…と書きながら、ちょっと寂しい気分になっちゃった😢
昭和は遠くなりにけり