娘がゴミと共に棄てた(かも知れない)財布。
その中には運転免許証、保険証、キャッシュカード、クレジットカード、電子マネー、そして少々の現金。
警察に遺失物の届けを出し、一昨日保険証の再発行手続きをした。
キャッシュカードとクレカは娘曰く
『絶対に突破できない暗証番号』
だからゆっくり止める…と。
『今すぐ電話しろよ!』
と思うが、ぐっと口を閉じる。
もう大人だし、私などより数倍的を得た助言をしてくれる知人が多いのだろう。
しかし、ゴミと共に棄てたというのが私にはどうも腑に落ちない。
根拠はないが、なんとなく身近にあるような予感がするんだ。
女のカンというか、あの娘の母としてのカンというか。
で
ゴミスーテション迄の道のりを歩いてみる→ない。
車の中を探してみる→ない。
娘の部屋を漁ってみる→ない。
あれ?
あっ!
これ…
あああったあああぁ!🤑
入院準備品の空き袋の中にちょこんと。
ほーらやっぱりね。
どうせこんな事だろうと思ったわ。
ということで、娘は安心して入院中。
そして本日、無事手術を終えた。
付添い、見舞いは原則禁止だが、手術中だけは家族の同席が必要という事で、私はずっと手術室前で待機。
コロナで未だ病棟には立ち入れず、手術前と手術後にチラッと言葉を交わしただけ。
ただ、術後すぐに酸素マスク越しではあるものの、普通に喋れていたのはビックリした。
数年前の夫の時とは大違いである。
さて娘の身にナニがあったかというと、1年ほど前、婦人科で割とメジャーな腫瘍が見つかり、様子を見ていたのだが、それがここへ来て手術適用サイズにまで育ってしまった。
本人は
「職場のストレス」
と言っているが、突き詰めればそういう因子を持っていたということで、少なからずこの私にも原因がないわけではない。
そう考えると誠に申し訳ない。
そしてできることなら代わってあげたい。
そう思うのである。
今はただただ娘のチカラを信じるのみ。
乗り切れ!娘!!