ひと月ほど前に職場で受けたストレスチェックの結果が届いた。
昨年とほぼ一緒のグラフ値で、可もなく不可もなくといったところ。
自分では割とストレスフリーな生活をしていると思う。
というか、63にもなると、余計なことに煩わされたくないという気持ちが強くなり
『危きに近寄らず』
的な生き方ができるようになって来たのだ。
昔は納得できない内は前に進めない…みたいなところがあった。
間違ったことはイヤだし、そういう人も嫌いだし、そんなことに自分が迎合するのも許せなかった。
今は自分の目には白に見えても、他人が黒というなら、灰色でもまあいいかなという感じ。
自分に関係ないと思えばどうでもいい。
わざわざ地雷を踏みに行く必要はないのだ。
職場においても然り。
余計なことには首を突っ込まないように
話に入らないように
反論をしないように
『黙』『無関係』『スルー』『部外者』
の文字を小さく小さく卓上カレンダーに刻んである。
もちろん他人が見てもわからないように。
ひとこと言いたくなったらそれを見る。
そして私は貝になる。
この歳になってようやく自分を守る術を会得したのである。
しかし、どうしても避けて通れない場合もある。
40女、47男との共同作業は、時に私のストレスの針が振り切れそうになる。
普通の話が普通にできないお2人なので、こちらは『忍』でひたすら我慢。
そしてその限界が近づきつつある時はその場から一瞬離れる。
その距離は僅か数メートルで良い。
ご本人方に
『避けられている』
と悟られないように避けるのだ。
そして自分の精神の安定を保つ。
それにしても、このストレスチェックテスト自体、正確にストレスを把握できてるかといえば、それは甚だ怪しい。
しかも、チェックをする以前に管理職を含むほとんどの職員が
『こんなの、どうせ…』
というスタンスだった。
そして、年に一度のこの『こんなの、どうせ』テストに、なんと2,783,000円を計上。
税金である。
金額知ってストレスマックス!