長男の中学時代の運動会で、人がグー✊で殴られるのを生まれて初めてこの目で見た。
割と血の気の多い子ども達が多くいた学年ではあった。
男子全員参加の棒倒しの最中、一部生徒の間で小競り合いが始まった。
そこに止めに入った教員が、ひとりの男子生徒の右ストレートをくらい、メガネが吹っ飛んだのだった。
加害者は長男の同級生。
結構(ワルで)有名な子で、聞くところによるとボクシングを習っていたとか。
数人の教員が飛び出して来て、その子は場外へ連れ出され、その後どうしたかは不明。
私は怖くてしばらく震えが止まらなかったが、後になってもこの件に対する説明はナニもなかった。
なんで警察呼ばないの!?
あまりに衝撃が強すぎて、本気でそう思った。
その後、次男長女、と毎年運動会を見学に行ったが、棒倒しの時には男性教員が周りをぐるっと取り囲んでいた。
有事の際にはすぐに制圧せよ…ということなのだろう。
こんなんなら
棒倒しなんか止めてしまえばいいのに
と毎年思っていた。
あれから20年経っても、あのシーンが脳裏に焼きついて離れない。
さて、明日は勤務先の学校の運動会。(私は行かないけど)
昨日の内に準備万端整え、最終調整も済ませていざ本番を迎えるのみ。
が、聞くとはなしにチラホラと聞こえて来た話がある。
明日の運動会は保護者、家族、近隣住民、転出職員の観覧が3年ぶりに解禁される。
ここへ来て、古くからいる教員達の間で話題に上がっているのが、多分やって来るであろう卒業生のこと。
どこにでもある話だが、この学校もご多分に漏れず、ごく一部にやんちゃな卒業生がいる。
応援という名目で、実は良からぬことを企てているのでは?ということなのだ。
まぁわからなくもない。
3年前に私が来たばかりの頃も、トイレに連れ込んでナニしたとか、校庭の隅に入り込んで爆竹を鳴らしたとか、下校のスクールバスから在校生が降りて来るのを待ち伏せしたとか。
まぁ怖いよね。
ということで、緊急対応部隊が招集されることになったらしい。
そっちも頑張れ!
子ども達には思い出に残る運動会になるといい。
私は行かないけど(2回目)