いつもの道をいつもの時間にいつものようにわん🐶と共に散歩に出た土曜日の朝。
前方から自転車に犬を乗せた男性がやって来た。
行きは自転車で犬の伴走、帰りは犬と共に自転車に乗って帰って来る。
前カゴに収まる犬の姿がなんとも可愛らしい。
後方からは一台の軽トラック。
それがちょうど私の目の前ですれ違う感じ。
『コレは危ないな』
と思い、リードを短く持って道の端に寄り、その時を待った。
うちのわん🐶は、自動車や自転車を見ると恐れるどころか、それに向かって突進して行く癖がある。
🐶ご主人(私)を守らなくては!
と思っての行動だと私は理解しているが、ちょっと困った癖ではある。
未だ、当たったことはない。
当たっていたらもうこの世にいない。
自転車と軽トラと私達。
三者接近遭遇。
いざ飛びかからん!と興奮を隠さないわん🐶
危険⚠️危険⚠️
咄嗟にリードを手繰り寄せ、ハーネスに手を掛けたその瞬間、わん🐶がスルリと抜け出した。
あっ!
と一瞬思ったが、間一髪、私の右手がわん🐶の尻尾をむんずとつかんだ。
やるじゃん、私。
いつもならサポーターで両手親指をガッチリ固めているのに、今朝は何故か素手のまま。
これが功を奏した。
もしサポーターをしていたなら指が動かず、捕まえることは不可能だったはず。
過去3回、脱走経験を持つわん🐶
脱兎のごとく走り去る後ろを追いかける飼い主(私)
しかし、犬の走るスピードに私などが追いつくはずはない。
紆余曲折を経て今こうして一緒に暮らしているのは奇跡に近いと言えなくもないのだ。
そう、今朝の私がサポーターをしていなかったのも、不思議な力が働いたせい。
これも奇跡だ。
