最近、
実家の親の具合があまり良くない…的な内容の記事を立て続けに拝見した。
そうか
皆さんももうそれなりの年齢なんだ…と、妙に連帯感を感じている。
何処も同じだな、、、と。
我が家の場合、
夫の両親は既に他界している。
私の方は
父は亡くなっているが、母は健在。
とは言っても、
(頭が)忘れん坊将軍になってしまい、今はサービス付き高齢者住宅でお世話になっている。
さて、
この私、数年前からナニがイヤかって言えば、
電話の着信ほどイヤなものはないと思っている。
普段、
私はほとんどの用事をスマホのショートメールで済ませている。
それも、
家族間の他愛もない連絡やらご機嫌伺い程度の、顔を見て話せば済むような内容である。
例えば
『ごはんできたよー』とかね。
前の会社を退職する時、
今後不要と思われる人間関係を断捨離し、
スマホの『連絡先』は今、本当に必要不可欠な人だけしか残していない。
そのせいかどうかはわからないが、
以前より増して電話がかかってくることが少なくなった。
そんなわけだから、
着信音が鳴ると、非常にビビるのである。
それが家族ならなおさら。
事故か?
事件か?
犯罪か?
そんな不安が一瞬にして頭をよぎるのである。
事実、
家族の電話、特に息子から来る電話は100%そういった類のものなので、余計身構えてしまうのだ。
この年齢になると、
親戚や知人の病気発覚とか入院とかの、あまり嬉しくない連絡も増えてくる。
もちろんそういうのは全て電話で。。。
父が亡くなった時の事を今でも鮮明に覚えている。
日曜日の朝、母からの電話。
こんな時間に珍しいな…と思いながら出ると、第一声が
「お父さんが死んじゃった」
いやぁ、
テレビドラマではよくある話だけど、こういうことって本当にあるのだと改めて思った。
昨日までぴんぴんしていた父は、翌朝ベッドの中で亡くなっていた。
所謂ピンピンコロリ。
ある意味、いい死に方だったと私は思う。
ただ残された方、
特に母親は大きなダメージを受けていたけどもね。
私の知る限りでは、父は健康そのものだった。
タバコも吸わないし、晩年は酒もたしなむ程度。
早朝の散歩、夕食の納豆、早寝早起きを日課としていた。
そして
亡くなる前日には車の任意保険を納めにディーラーへ出かけて行ったのだが、
後日、
その担当者に
「あの日、いつものようにニコニコ笑っておられましたよ」
と聞いた。
それを思い出すたび、父らしいな〜と誇らしく思う反面、
ちょっとだけ切なくなる。
そんなわけで、
電話の着信音はチョット苦手だ。
間もなく父の日。。。
〜今日の一句〜
そういえば 昔の着信 流行歌 …にしていたっけ ハズカシイナ