今週のお題「怖い話」
幽霊の正体見たり枯れ尾花
【意味】
恐怖心や疑いの気持ちがあると、何でもないものまで恐ろしいものに見えることのたとえ。また、恐ろしいと思っていたものも、正体を知ると何でもなくなるということのたとえ。
故事ことわざ辞典
でも私
本当に見たことがあるんだよね。
幽霊👻⊃⊃⊃
かれこれ半世紀も前のこと。
その頃
私達家族5人は
六畳ひと間に布団を敷いて
並んで寝ていた。
とある夏の日
蚊取り線香の香りがそこはかとなく漂っていたのを覚えている。
深夜
ふと目が覚めた。
蚊帳の向こう側に
着物姿でコチラを見つめる大人がふたり。
性別は不明。
何をするでもなく
ずーっと、じーっとコチラの様子を伺っている。
『あれ?
お父さんとお母さん、何やってるん?』
最初はそう思ったのだが
なんか…違う。
当時はまだ目も悪くなく
視力はバッチリだったから
見間違いでは断じてない!
寝ぼけてたんだろ、、、
と言われてしまうと反論のしようがないけども。。。
でも私はその時、瞬間的に
『コレは絶対おばけだ!』((((;゚Д゚))))
と確信した。
そう思うと
もう怖くて怖くてたまらない。
隣に寝ている両親に伝えようとしたのだが
どうしても身体が動かないし
声も出ない。
カナシバリ初体験である。
必死で目をつぶって耐えるのみだった。
そして
幼いながらも思いつきでお経を唱え続けていた。
なんみょ〜ほ〜れんげ〜けょ〜…的な。
そうこうしている内に寝てしまい
いつの間にか朝を迎えた。
ただ
それだけの話。
でも
あの時のアレは決して枯れ尾花ではなく
本物の幽霊だったと今でも思っている。
あー怖かった。
余談だけど
真夏の六畳間に5人。
もちろんクーラーなどなかった時代。
それでも文句も言わずに寝てたし、
寝られていたのだ。
今ではとても考えられないね。
おばけが怖いどころの話じゃないわ。
死の恐怖😱
もうひとつ余談。
ある友人の話。
彼女の名前は玲子さん。
2人姉妹の妹である。
ふたつ上の姉は優子さんといった。
カンの鋭い方はもうおわかりだろう。
家族は普段彼女達を
「優ちゃん」「玲ちゃん」
と呼んでいた。
が
雷を落とす時は『ちゃん』は無し。
姉妹の上下関係を考えれば普通なら
「ゆう!れい!」
と順番に呼ぶのだろうが
こういう時は完全逆転
「れい!ゆう!」💢
になるのだそうだ。
ご両親も気になったのかな???
本人に直接聞いたから多分本当のお話。
オモシロイ。
〜今日の一句〜
本当は おばけやしきも 大嫌い