昨日に引き続き、仕事のお話。
40年以上前、人生初の勤務先は酒と食品の問屋だった。
顧客は新潟県内全域の数100件の酒屋さん、及び業務店(飲食店)
PCなどは企業にも役所にも普及していなかった時代。
会社には辛うじてFAXはあったが、こちらにあってもあちらになければ話にならないのがFAXという機械である。
だから発注のほとんどが電話でのやり取りで、売上伝票は当然手書き。
3枚複写の伝票を朝から切り始める。
(当時は伝票を切るという言葉すら知らなかった)
百貨店などは6枚複写の専用伝票なので筆圧が必須。
大量発注の時など指にタコができるほどの勢いで起票しまくっていた、
電話、起票、電話、起票、起票、電話・・の合間を縫って来客対応、他諸々を日常的にこなしていた。
今では考えられないほど忙しく働いていたと断言できる。
この原点があるからこそ、今日のゆるゆるな働き方が度々不安になるのだろう。
さて、サブタイトルにしたテレックス
コレ知ってる人いる?
使ってた人いる?
↓こういうのね。
わかる人はきっと私と同年代😊
私のいる事務所と出荷場所の倉庫とは、車で20分ほどの距離があった。
事務所で受けた注文を手書きで起票し、それを倉庫に送ったのち出荷配達…という運びである。
朝と昼の1日2回、倉庫の人が起票された伝票を取りに来ていた。
その連絡便に間に合わなかった分の伝票をテレックスという機械で倉庫に送るのである。
タイピングした後、2㌢幅の紙テープに点字のような穴が開く。
それを電話回線で機械に通すと、倉庫で起票できる。
…簡単にいうと、そういうシステムだったのだけど、おわかりいただけた???
あの時代、今のようにFAXやコピーやPCが出てくることなど想像だにしなかった。
テレックスという最新機器を操作する自分、すご〜い!
と思っていた時代😂
そのテレックスさえなかった時代にはどうやってたんだろ?
飛脚?
まさかね🤪
改めて思う。
今はすごい時代。
そして10年後になくなるであろう職業。
事務員。。。