だんごのきもち

徒然なるまま自由気ままに書いてます(*^▽^*)

アノ会社にいなかったら、体験できなかっただろうと思う

今週のお題「激レア体験」

 

今まで普通に

そして至極平凡に生きてきた私にとっての

「激レア体験」

って、なにがあるかな。

 

無理矢理捻り出すとしたら、

アレかな?

 

昨年退職した会社。

私は事務員として入社し、かれこれ20年勤務したのだけど、

その長い年月の中で、

会社の事情も入社当時とは随分変わって行った。

 

創業者が亡くなり、

代わってその息子が二代目社長として君臨するようになると、

新しい事業に次から次へと乗り出すようになった。

手当たり次第にやってみる…的に、何でもかんでも手を出した。

 

彼の辞書には『身の丈』という言葉はなかったらしい。

 

公募案件出ると、その都度、

企画立案

 ↓

企画提案書作成

 ↓

(書類が通ると)プレゼンテーション

 ↓

(選定されると)店舗設営

 

…という流れになるのだが、

どういうわけか、その規格提案書の作成を私がやることになった。

 

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どういう流れでそうなったのかは、はるか昔のことなので定かではないが、

多分最初の内はモノ珍しさや、頼まれる、任されるということが私自身嬉しかったのだと思う。

 

でも

冒頭に書いた通り、私は事務員!

本来ならそんな営業的業務は専門外である。

 

 

でも、

頼まれたらやるしかない。

そういう作業に少なからず興味がないわけではなかった。

 

以降、

この企画書作成業務は私の仕事となった。

 

年間2〜3回程巡ってくるこの作業。

いつも思うことは、

 

1を2や3にするのはさほど難しいことではないのだが、

全くなにもない0の段階から1を作り出すというのは至難の技であるということ。

まさしく産みの苦しみなのである。

 

自分の中では最高の出来…と思っていても、二代目社長のGO判定がなかなか出ない。

なんだかんだと難癖をつけられるのが常だった。

ナニか言わなきゃ気が済まないタイプがあるとしたら、まさしくソレだ。

で、

最終的には二代目社長が気にいるような企画となる。

 

生まれた時から金持ちで、ナニ不自由なく成長し、苦労もせずに社長になったあの男と、

我々庶民の感覚とは当然かけ離れたものがある。

 

例えば、

社食の提案に500円ランチを提案しても、

最低700円だろう!」

となるのである。

 

社食に最低700円って。。。

700円もあっていいけど、それが最低ラインだとお客様には敬遠されるだろうな…。 

 

でも

ここを乗り越えなければ、企画書の提出ができない。

提出期限は刻一刻と迫って来る。

 

最終的には彼のいい値で提出ということになるのである。

 

そうしないと提出すらできないからね。。。

 

その後、書類選考に合格すると、

この私、

今度はプレゼンテーションにもしゃしゃり出ていくようになる。

身の程知らずにも程がある。

 

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ええ、

喋りましたとも。

国家公務員の前で、

大学職員の前で、、

病院関係者の前で、、、

威風堂々とね。

 

そんなこんなで

めでたく業者選定された案件が4~5件ある (●´ิ∀´ิ●)ドヤァ

 

営業さんなら何ら不思議ではないのだろうけど、

私にとってはまぎれもなく劇レア体験なのだ。

 

だって私は

 

事・務・員!だから!!!

 

以上!

 

~今日の一句~

なにごとも 経験しといて 損はナシ