我が子達が小、中学生の頃
一年に一度、今頃の時期に家庭訪問の日があったように記憶している。
長男6年生、次男4年生、長女1年生で
3人が小学校に通っていた時は
参観日はあっちこっち
懇談会もあっちこっち
忙しいけど面白くて楽しかった。
そして
家庭訪問もそれぞれの担任が我が家を訪れるというハードな1日。
とりあえず、3人が重ならないように時間の余裕を持って予定は立てられているようだが
そこはあくまで予定で、前のお宅の状況により
時間通りだったり
遅くなったり
早くなったり。
一度だけ
長男と長女の担任がほぼ同時刻に来られたことがあり
あとから来られた娘の先生は、我が家のトイレに入り、その後は外でお待ちいただくことになった。
先生達もお互いの話を聞いてはマズイ…みたいな空気があり
『あの世界もいろいろあるのだろう』
…と当時の私は思ったものだ。
あれから20数年が経ち
私が2年前に勤務を始めたこの学校に、トイレを貸した方の先生が定年後の再雇用で勤務されていたのだ。
「実は私、20年前◯小でお世話になった◯の母です」
とは、最後まで名乗ら(れ)なかった。
それには理由があるのだけど、それは最後に↓↓↓
この先生、今春
「こらからは悠々自適に暮らす」
と、再びの継続雇用を断って退職されていったのだが、なんと既に別の職場に再就職を決められたそう。
退職して僅か1ヶ月、その暇さ加減に耐えられなくなり、早々に社会復帰されたということだ。
そこへいくと我が夫
相変わらず天下泰平のeveryday日曜日の男である。
まぁ夫の話は置いといて。。。
昨日
職場の教員が、あるお子さん宅にお邪魔した時のことを話していた。
「庭は草がボーボー」
「玄関には靴がバラバラ」
「蜘蛛の巣が垂れていて…」
「お父さんが半分下着で出て来た」
…と、言いたい放題。
私が
娘の20年前の担任に名乗れなかったのは、こういうことがあるからだ。
当時
家庭訪問と言われれば、私も玄関とリビングだけは気合を入れて掃除に励んだ。
が
その日はそれで疲れ果てて、トイレまで手が回らなかったのだ。
よもや家庭訪問で
「トイレ貸して」
と言われるとは夢にも思わなかったから。
もしかしたら
「だんごさん家のトイレは汚かった」
と学校で話の種にされたかも知れない。
教員とはいえ、そこら辺にいる普通の人なのだ。
人の口に戸は立てられない。
守秘義務なんてあってないようなもの。
と言いつつ
これも守秘義務違反???