不思議に思っていたことがある。
かれこれ20年も前の話。
当時勤めていた会社に、時々所轄の警察官が二人、現況確認をしに訪れていた。
警察官は2人1組で捜査にあたる…というのはテレビの刑事ドラマを見て理解はしていた。
凶悪犯に対峙する際、1人だと危険だし、確保できずに逃走させてしまう事も懸念されるからで、そういったことを未然に防ぐために複数人で行動するというのは容易に理解できる。
しかし、同じ会社に、年に1、2度訪問して来る保健所職員も、必ず2人でやって来た。
食品会社だったので、食品のサンプル収受や定期的な立入検査で訪れるのだが、その時彼らはいつも必ず2人1組。
一般的な、ごく普通の、危険も何もない会社である。
2人でやって来る姿を見るにつけ、いつもいつも思った。
1人で行動できないの?…と。
そして今の職場。
定期監査やら何やらの際、ここにも必ず係員(公務員)は2人でやって来る。
そんな光景を、私はまたもや遠い目で見ているのである。
なんなんだ!?あなた達は!!
単独行動だと、その動向を把握できず、もしかしたらどこかで数時間サボっていてもわからない。
それを防止するため、お互いが牽制役ということなのだろうか。
もしそうだとしたら、そんなんで社会人と言えるのか?
民間ならば、1時間サボれば1時間分の生産性が落ちる。
結果それが売上に表れ、後に評価となって表れるのである。
あとは予算(人件費)の消化。
どうせ暇だから2人で行きましょ…的な。
1人で十分こと足りる業務を2人でするって、ワークシェアリングのつもり??
…と、私なりに勝手に推測したが、違っていたらごめんなすって。
しかし、もしこの推測が正しければ、随分無駄な税金の使い方をしていると思う。
コレを改めれば大いなる予算削減になるだろうに。
彼らの対局とも言える働き方の悲しい事故のニュース↓↓↓
悲し過ぎる。
その場にもうひとりいれば、命を落とさずに済んだかも知れない。
常に2人で行動する公務員の皆様と、ワンオペ作業を強いられるパート従業員。
比べるべきものではないが、比べてしまった。
そして思った。
『ラクな仕事はない』
と言われるが、そういう仕事は間違いなく
ある!