だんごのきもち

行雲流水の如く心穏やかに暮らしたい。静かに楽しく過ごせたらいいな。

ノスタルジー

幼い頃、

夜、寝床の中で親に絵本を読んでもらう。

平均的家庭だった我が家も、そんなことを日常的にやってもらっていた。

 

よくは覚えていないが当時、子どもというものは

 

夜8時には寝るもの!

 

…という暗黙のルールが社会全般にあったような気がする。

同年代の方なら共感してくれるだろう。

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その頃、既に姉と兄は各自子ども部屋を与えられ、私だけが親と一緒であった。

自由に過ごせる子ども部屋が時に羨ましくもあったが、親をひとりじめできるという点においては嬉しさの方が優っていたと思う。

 

平日は8時就寝だが、土曜日だけは10時まで起きていることが許可されていた。

 

毎週見ていたのがドリフの「8時だョ!全員集合

 

ja.wikipedia.org

 

ひと昔前は、子どもに見せたくない番組の常連だったようだが、当時はものすごい人気で、なんと公開生放送

大掛かりなセットの崩壊をで、そして公開でやってしまうなど、今では考えられない所業だ。

『子どもに見せたくない場面』も確かにあったのだろうが、週一の楽しみにバカ笑いする子どもを、親も多めに見ていてくれたのだろう。

 

続けて始まるのが「キイハンター

 

ja.wikipedia.org

 

知ってる?…よね!

子ども心に千葉真一にドキドキしていた:*:・ドキo(*´ε`*)oドキ・:*:

 

そんな土曜日以外は8時就寝。

 

その時間、母はまだ残りの家事をせっせとこなしている。

だから必然的に私を寝かしつける=絵本を読むのは父の役目になっていた。

 

ただ、

父の場合は絵本ではなく、創作話。

部屋を暗くして、布団の中で私をその腕に包みながらいろいろな話をしてくれた。

それは時々いつの間にか怖い話になり、恐怖で眠れなくなるということがあった。

怖くて眠れなくなった私の隣で、父の方が先に寝てしまうという現象も珍しいことではない。

 

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そして、あからさまに手抜きのお話も。

父は普通の会社員、毎日の仕事でお疲れだったのだろう。

 

私の横に寝転がり、話し始める。

 

「むかーしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが…」

  → 話の始めはいつもこのパターン。

「おじいさんは山へ芝刈りに、おばあさんは川へ洗濯に行きました」

  → 今日は桃太郎か。

 

〜中略〜

 

「おじいさんとおばあさんは桃を食べようとしました」

  → そろそろ桃太郎が出てくるぞ。

 

「でも、おじいさんとおばあさんは歯がなくて食べられませんでした」

  → ・・・・・

 

the end。

 

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ナンダコレ。。。

 

父も疲れていたのだろう。

一刻も早く眠りたかったのだろう。

 

たまたま見かけた『本当は怖いグリム童話』の記事を読んでいて、

ふと思い出したノスタルジー

 

~今日の一句~

  度忘れが 増えたが昔は 覚えてる