テレビや新聞で連日報道されるワクチン予約狂想曲。
予約電話が繋がらないって、怒り狂っていらっしゃる方が多くようで
お気の毒だとは思うけど。。。
スマホも持ってない、パソコンもない、インターネットって、ナニソレ?…って、
確かに高齢者はそうなのだろうけど。。。
医療機関勤務の娘。
この度ワクチン予約専用携帯電話を持たされて、一日中予約受付係を務めている。
『もーやだ』
『もー辞めたい』
と私に言う。
今日も夕ごはんもそこそこで、相当ストレスを感じていると見えた。
我が子かわいさで言う訳ではないが
そもそも病院にだって絶対量が決められていて、その割り当て数に到達した時点で予約は受けられない。
これ、当たり前のことだ。
そして、当然その病院をかかりつけとする基礎疾患持ちの人が優先になる。
それも致し方ないこと。
それを納得できない高齢者が実に大勢いるようだ。
「じゃー俺はどーすればいいんだ!?」
「おめぇ、責任取れるのか!?」
…と詰め寄って来るらしい。
コロナに感染したら娘のせい…とでも言いたいのだろうか。
詰め寄らたところで、マニュアル通りの回答をするしかない。
余計なことなど言おうものなら、それこそ責任問題だ。
そしてすぐにご意見箱に投書され
『受付のオンナの対応が最低で…』
などと書かれる。
その理不尽さの真っ只中で今、娘は戦っているのだ。
高齢者にしてみれば
早くしないとオレのワクチンが他人に盗られてしまう!
という感覚なのだろう。
他の何よりも、他の誰よりも自分の注射の方が大事なのだ。
娘は連日怒鳴られ、卑怯者と罵られ、いたく傷ついている。
多くは語らないが、だからこそ尚一層悲壮感がヒシヒシと伝わってくる。
それでも母は何もできない。
お弁当を作って送り出し、お夕飯を作って待つのみ。
そして心の中で叫ぶ。
『こら!ジジイ!そんなに元気なら一度感染してみろ!』
アクマデワタシノカンソウデス。
頑張れ!娘!!
それにしたも
落ちたな。
日本人の民度・・・・・。
〜今日の一句〜
予防より 特効薬の 開発を!