1日3食きちんと食べるという人が、思いの外大勢いらっしゃることに驚いている。皆さまがアップされている写真を見るたび、品数の多さに度肝を抜かれ、バリエーションの豊富さに目が眩みそうになる。こんな食事を家で、しかも毎日食べられるご家族は本当にお幸せだ。そういう人達から見たら、我が家の食生活など見るに耐えないものだろう。妻が、母が私なばっかりに、我が家族の食生活はお世辞にも豊かであるとは言えないのだ。←現在進行形
エンゲル係数は決して低いわけではないので、早い話が私の腕の無さ、及び向上心の欠如によるものと自覚するのだが、既に結婚生活35年、今更しょーがない。
私は昔から朝食を食べない人間だった。結婚後は必要に迫られて夫の朝食を準備するようになるが、テレビドラマに出てくるような朝食とはほど遠いものだった。もちろん食べるのは夫だけ。
そして程なく家族が増える。
必要に迫られて作る私の朝食は相変わらずの貧相ぶりで、そしてもちろん私は食べない。
時を経て今、我が家に朝食という食事形態はなくなった。朝食抜きは身体に良くないと言われて久しいが、こと我が家に於いては当てはまらない(ようだ)。全員ほぼ健康だし、それについては誰も何も文句を言わ(え)ない。
子ども達の小学校の卒業文集の寄せ書きに『お題: 好きなごはん』というのがあった。このお題に対する長男の回答は
『牛乳』
…えっ😳?確かに牛乳を飲ませておけばとりあえずOKという考えがなかった訳ではない。食卓には朝も昼も夜も牛乳があった。だから長男にとっては牛乳もごはんのカテゴリーに入っていたということだ。
次男も料理ではなく
『ピーマンが好き、椎茸が大嫌い!』
と、食材を書いていた。
めでたき卒業文集にこんなことを書くふたり😱
しかし、それが普通のごはんとすり込まれて育った彼らには当然それが普通のこと。これも私の不徳の致すところなのである。
しかし娘だけは
『お母さんの作ったハンバーグ』
と書いてくれた。ここら辺、やっぱり我が娘、早くも母の取り扱いを心得ていた。
もちろん私のハンバーグはハンバーグヘルパーを使って作るハンバーグである。コレが我が家の母の味♡
仕事をするようになり、朝はもちろん昼も夜も家で食べなくなった息子達。
家には寝に帰るだけ。
ラクだけどちょっと淋しい。
ちょっとだけよ。
〜今日の一句〜
食べるのは 大好きだけど 作るのは…