一向に改善の傾向が見られないどころか、
以前に増して猛獣の雄叫びが激しくなった。
コレは
ご近所さんに通報される可能性大!で、
私は半ばビクビクして暮らしていた。
「早く医者へいけよ!」
(実際のセリフはもっと優しい)
この1週間、何度言い続けたことだろう。
でも
「土曜日の予約だから」
とあくまでも頑なヤツだ。
挙げ句の果てには
「クルマに乗りこめそうもない」
と言い始めた。
ならば救急車か?
救急車はちょっと躊躇する。
実は、
我が家の両隣のお宅が、
何の理由かわからないけれど、救急車を呼んだ事がある。
団地の入り口辺りでサイレンは消してくれるのだけど、
それまで遠くから聞こえて来ていたサイレンが、
近くに来てピタッと止むわけだから、
必然的に団地のどこかの家…というのがわかるわけで、
ゾロゾロ出て来るのだ。
野次馬が。
この地域では救急車を呼ぶと、どういうわけか消防車までやって来る。
一般庶民の私は最初見た時ギョッとした。
もしかしてクビでも吊ったのか?…と。
後に調べてみたら、
いろいろな場面を想定してセットで出動しているとのことであった。
でも
救急車って病人、載せてもすぐには出発しないのだよね。
30分以上そこにいたりするので、
その間に死んじゃわないのか?
と、素人の私はいつも心配している。
夜間、
辺りが暗いと
回り続ける赤色灯が目立つこと目立つこと。
そしてどの家も
2階の窓のカーテン越しに状況を見守る…というか
見続けているのだ。👀
我が家もそうなるのか?
やだなぁ。
と思っていた。
そしてこの1週間、
野生の王国みたいな雄叫びを上げ続けていた夫が
本日土曜日、
ようやく受診日を迎えた。
出かける前に
痛くて3日間眠れていないこと、
痛くてご飯が食べられないこと、
痛くてトイレに行けないこと、
とにかく何もできないこと、
だから入院させてくれ!!
…と、医師に
懇願するように言い聞かせた。
実際は
夜寝れないのは昼間寝てるから、
下半身が痛いだけだから、食欲はないわけではないし、口も達者なのである。
でも
トイレまでが苦難の道のりだし、
いつまで経っても傷みが軽減しないから
ぜひ入院して手厚い看護を受けて欲しいと私は願ったのだ。
さて、
本日私は付き添う気満々で朝から支度を済ませていた。
しかし、
夫が助けを求めたのは長男。
チッ!
長男は現在絶賛無職中。
以前介護職に就いていたこともあり、そういうのは私よりも慣れているし、
男だけあって支える力も強い。
ということで、
長男に任せて私は家で待機することにした。
「ナニかあったらすぐ連絡してね」
と言い添えて、送り出した。
車に乗り込むのに大騒ぎしたのはいうまでもない。
2人が出かけて行った後、
洗濯したり、掃除したり、コーヒー飲んで寛いだり、、、
で、
わずか1時間後。
帰ってき(やがっ)た!
入院は来週火曜日に見送り。
あああああ。
〜今日の一句〜
猛獣が 再び戻り あと3日