だんごのきもち

徒然なるまま自由気ままに書いてます(*^▽^*)

もし1日だけ人生のどこかに戻れるとしたら、あの夏の午後がいい

…というキリン午後の紅茶のキャッチコピーが秀逸過ぎて頭の中をぐるぐる回っている。

久し振りに素敵なCMを見た気がした。


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で、自分が戻りたい人生のどこか…を考えてみた。

 

子どもの頃はあまりに昔過ぎて実はよく覚えていない。

その時々でいいことも、悪いことも確かにあったはずだけど、幾度と思い出すこともなく、既に忘却の彼方である。

で、結局どこに戻ってみたいかと問われれば36年前の6月4日、この日に尽きる。

 

何故にその日に戻りたいかというと、結婚式をやり直したい!

実はこの日、結婚式だったんだ。

そこから遡ること3月、私達は入籍し、既に新しい二人の生活をスタートしていた。

本来3月以前に挙式、披露宴をやっておくべきところ、なんやかんやといろいろあって、だらだら伸ばし伸ばしになっていた。

近頃は新郎新婦ふたりだけの挙式とか、双方の家族のみの参加というのも珍しくはないが、当時、特に田舎では一族郎党集まってどんちゃん騒ぎというのが主流だった。

夫の実家は田舎の中の田舎、親戚付き合いが少々面倒な土地柄である。

結論から言うと、ふたりで計画していた予定はことごとく反故にされていたのだった。

今なら舌打ちのひとつもするのだが、当時の私は若かった。

大切な彼の実家や親戚は自分の実家以上に大切なのだと信じて疑わず、夫を建てて建てて建てまくっていた。

その時の反動が今…🤣

で、双方歩み寄ったのが6月。

よく考えてみれば、そんなギリギリの日程で予約できる式場ってどうなの?って話だ。

その空いてた式場というのが温泉ホテルの宴会場。

この披露宴が大失敗だったのだ。

私の着付けと化粧をしてくれた美容師が、美容師というより町内のパーマ屋のおばさんという感じの人で、カツラは痛いし、つけまつげは取れかかる。

何よりも忘れられないのが、和装の時に肘から手の先迄、白粉で真っ白にされ、それを落とさずにドレスを着せられたこと。

袖の短い純白のウエディングドレスを纏った私の手は、肘から下は真っ白、肘から上は真っ黒というコントのようなコントラスト🥲泣ける

記憶は薄れても写真は今なお物語るのだ。

黒歴史とは、こういうことをいうのだろう。

 

だから

もし1日だけ人生のどこかに戻れるとしたら

昭和62年6月4日!

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