『よく夫婦喧嘩は犬も食わぬと申しますけれども、喧嘩の種は割とよく拾って食べてくれるような気がいたします』
これは皇太子妃だった当時の雅子さまの飼っていた犬のお話🐕💨💨
『犬の美容院へ行って来た』話を書いた。
「この犬種はカットの必要はない」
と専門家が言うポメラニアン。
昨今、ポメラニアンを柴犬のように刈り込む飼い主がいるが、その後、毛が伸びず、ポメ本来の姿に戻らないことが稀にあるそうだ。
以前実家で飼っていたポメも夏になると柴カットでスッキリサッパリさせていたが、幸いなことに、毛が伸びないということはなかった。
だからきっと個体差なのだろうが、もしもうちのわん🐶がそっちの系統だったらと思うと、全身柴カットにはどうしても踏み切れないのである。
と言う訳で、今回はお尻周りのみカットしてもらった。
美容院の香りを漂わせたわん🐶を連れて家に帰ると、例の如くテレビの前でデーンと寝転がる夫がいた。
わん🐶を見るなり
「全然カットしてないじゃん」
「暑そうだなぁ」
「暑くて死んじゃうよなー」
と私に聞こえよがしにわん🐶に話しかける。
余計なお世話だ!
こちとら色々考えてやってんだわよ!
ポメの特性も知らないくせに!
…と、喉元まで出かかった言葉を飲み込んだ。
いちいち腹の立つ夫だ。
私に隠れて甘いお菓子を与える方がよっぽど
「死んじゃうよな〜」
だわよ💢
子ども達が大人になり、退職して隠居した夫の散歩のお供に…と迎えたわん🐶。
一年経つけど夫が散歩に連れ出したのは僅か数回。
数十回ではなく、数回!
ごはんをあげることもなく、トイレを替えることもなく、散歩に連れ出すこともしない。
ただひとつ、私に隠れてお菓子を与えて自己満足している夫。
私にとってはこれが本当にストレスなのだ。
ごはんをあげなくても、トイレを替えなくても、散歩に行かなくてもいいから、お菓子を与えるのを止めろ💢
子は鎹(かすがい)と言うけれど、残念ながら我が家のわん🐶(末娘)は鎹にはならないようだ。
「ケンカの種を食べてくれる」
どころか
「ケンカの種を蒔き散らかす」
…感じ。