今月初めに巷を駆け巡ったこのニュースを興味深く読んでいる↓↓↓
以前勤めていた会社の主たる業務は、官公庁や学校の委託を受け、食堂を運営するというものだった。
その際の企画書作成とプレゼンの一端を私が担っていた。
あくまでも自分を利用者と仮定して企画書を作成する。
収支予測は別方向からアプローチし、最終的に擦り合わせて完成させるのだが、これがなかなか難儀だった。
始めました→赤字だからやめます
は通用しないので、押したり引いたりの攻防が延々と続く。
そうやって勝ち獲った案件は7件。
今でも営業中だが、多分全店真っ赤っか!だと思う。
中でも高校の食堂は、私がいる頃からそりゃあもう悲惨な状況だった。
運動が盛んな学校で、広く県内外から生徒が集まり、寮生活をしている。
昼はまだしも、寮生の朝、夕食の提供が非常に難儀なのである。
限りある経費と食材、水高熱費、家賃、賃金…等を鑑みれば、抑えるところは自ずと決まってくるのだ。
朝番の人は午前4時に出勤、夜番の退勤は夜10時である。
どちらのスタッフも最低賃金に若干の割増をつけて働いていたが、それでも冬場の早朝4時、夜10時の出退勤が自分にできるかと問われれば間違いなくNO!
時給3,000円で頼まれたらちょっと考えるけど、冬は断ると思う。
自分が作った企画提案なのに、全く自分本位である😭
詳細はぼかすが、本部の責任者がこの学校に呼び出されることも再三あった。
こんなに問題が頻発するような業者はすぐにチェンジすべき…と思われるだろう。
しかし、代わって
「やる!」
と手を挙げる業者はいない。
今回のホーユー事案は、あれもこれもうなづけるものだった。
誰が悪いのか、どこがいけなかったのか…。
とにかく職をなくした従業員も、食に窮する生徒達も気の毒の極み。
つい先日
何もかも値上げでどーなってるの!?💢
と憤ったが、値上げしないと立ち行かない業者がたくさんあるということだ。
文句も小さい声で言うことにする。。。