先日亡くなられた女子プロレスラーの木村花さん。
失礼ながら
この方のことは全く存じ上げなくて、
今回の件がこんなに世間を揺るがすほどのことなの?
と正直なところ、思っている。
『テラスハウス』というテレビ番組も、
その名前は知ってはいたが、実際に見たことはなかった。
そんなわけで
今回、その問題になった(であろう)場面の動画を初めて見た。
感想は、、、
コレを本気でリアルだと思う人がいるのだろうか?
同世代の方には、
まさしく自分達の日常に見えたのだろうか?
明らかに作り物にしか見えなかった私は、やはりそれなりの年齢だからなのだろうか?
しかし
いろいろ考えさせられたことは事実。
番組ではなく、
『人ひとりの死』について…ね。
考えてみれば、
世の中にはいじめから逃れる術として自殺を選んでしまう人は
枚挙に暇がないほどいるわけで、
今回コレだけ大きな話題になったのは
やはり芸能人だからかな?
職業的には強靭な身体の持ち主だったはずなのに、
心は違っていたのだね。
とにかく
イジメはダメだ。
どんな理由があっても
ダメだ。
いじめられる方にもそれなりの理由がある…って言う人もいるけれど、
それがいじめていい理由には絶対にならない。
大体、
いじめる方はイジメの自覚など持ってはいないのだ。
自覚がないから、自分が放った言葉や行動をすぐ忘れてしまう。
都合よくね。
でも
やられた方は一生忘れないし、忘れられない。
言われた言葉も、されたことも、未来永劫忘れることなどできないのだ。
今回
SNSで誹謗中傷した人達のアカウントが次々に閉鎖されているという。
そして
その加害者とされる人達が、挙って弁護士に相談し始めたとか。
彼らにしてみれば
それこそ今、生きた心地がしないだろう。
コレに対しては
特段いうことはないけれど、
私には
花さんのお母様の言葉が印象的だった。
「もうこれ以上、誰も責めないで欲しい」
すごいな。
自分の大事な宝物をこんなに早く、こんな形で失い、
その悲しみは想像を絶するものであるはずなのに、
それでも他者を気遣えるって
すごいよ。
自分に置き換えてみたら
多分私は正気ではいられないと思うし、
そして
どんな手段を使ってでも、加害者に報復したいと思うはず。
お母様にとっては世界にひとつだけの花。
悲しいな。
やっぱり
死んだらダメだ。
〜今日の一句〜
安らかに 世界にひとつだけの花