こちら地方のここら辺住みの人は
「柿とイチジクは買うモノではない」
というのが定石らしい。
結婚して実家を離れて以来、私の中では柿もイチジクも買って食べるモノになった。
もちろん、スーパーには柿もイチジクも売っているが、商品の前に立っていると
「たーけんね」(高いのですね)
「買わんねわね」(買えませんね)
という声が聞こえて来る。
確かに、高いわ。
その昔、実家の隣は空き地になっていて、そこにはイチジクの木が植えられていた。
もちろん他人の土地だったのだが、何故か我が家の敷地なり〜という感じで、父が鉄棒やブランコや砂場を(勝手に)作っていた。
今では境界線に厳しく、空き地といえども所有者の許可なくしては立ち入ることは憚られる。
しかし、あの頃は勝手に木を植えたり、ブランコを作ったり、キャッチボールをしたり…と、やりたい放題だった。
それが許される時代だった。
秋になると空き地のイチジクがたわわに実る。
私以外の家族はあまり好きではなく、嗜む程度しか食べなかったが、私はあの頃からイチジク♡Loveで、木の下に立ち、もぎ放題食べ放題を満喫したいた。
時を経てその空き地は売りに出され、残念ながらイチジクは切り倒された😢
そんな思い出のイチジク。
この時期になるとどうしても食べずにはいられない。
ひとパック500円は、一瞬躊躇するが、やはり一年に一度は食べなくては!
売り場で迷う私に向かい
「買え!」
と私のDNAが叫ぶ。
さてイチジクと同じく、食べずにいられない秋の味覚といえば柿。
とはいえ、柿を好んで食べるようになったのは大人になってから、それも初老の域に入った頃からである。
今の職場に勤めるようになってからは、生徒が実習で作るさわし柿をひとつ10円という破格の値段で買って帰る。
それでも売れ残った大量の柿は、自他共に認める「柿好き」の私にタダで配給されることになっている😋
ありがたやありがたや。
1日に2個食べるのがちょうどいい…らしいのだが、そんなんで済むわけがなーい。
ここだけの話、毎日その5倍は食べてる🤤
柿食えば…太る。
やめられない。
止まらない。