こどもファスト•トラックというのをご存知だろうか。
異次元の少子化対策の一環で、試験的に導入された取組みである。
子育て真っ最中の母親達には概ね好意的に捉えられているようだが、今やそれとは全く無関係の私には、時間と金をかけてヘラヘラ適当に作った制度にしか思えないのである。
この『異次元の…』という文言もいちいち気に障るし、だいたい『こども家庭庁』って、いつできたの?
実は職場に回って来たお知らせでこのシステムを初めて知った。
公共の場から始めよう!ということなのだろうが、あまりに思想が偏り過ぎていて嫌悪感すら感じた。
試験的に導入した自治体の事例が紹介されていて、要約すると
公共施設や商業施設の受付窓口において、妊婦や子ども連れの方を優先する
という制度である。
例えば役場の窓口。
場所によっては最初からそれ専用の窓口も用意されているそうだ。
それを知らずに並んでいる妊婦や子ども連れには、係員が窓口へ誘導し、並ばずして用が足せるというシステムである。
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って、そんなんアリ😳?
他の人はずっと並んでるのに、全員抜かして優先的に手続きできるなんて、そんなことが許されるの?いーの?それで。。。
いやさ、子どもにはきちんと並んで順番を待ちましょうと教えるのが親(大人)じゃないのかね?
そして、駅の優先エレベーターを使う子連れ母の話も紹介していた。
「普通のエレベーターは全然乗れなくて2~3回待つこともある」
「『すいません』『ごめんなさい』と割って入るのが肩身が狭いので、堂々と使えるのがありがたい」
…だそうで、あーもー😤
「すいません」「御免なさい」
と言って、堂々と乗ったらいいじゃないか。
肩身の狭い思いをするのも、イヤな思いをするのも、ある意味子育て中の親育てだ。
…と子育てを遥か昔に終えた私は思うのである。
アクマデコジンノカンソウデスガ…。
大人になるまでずっと優先座席に座らせるようなこの制度は、近未来の日本を相当ひ弱な若者だらけにすることだろう。
そして、こんな愚策で
「子ども産みます!」
と誰が思うのか。。。