年をとれば体のあちこちに良くないところの一つや二つはあるもの。
かくいうこの私めも現在
両膝の内側が痛い
首の後ろが痛い
両手指が強張る
目が霞む
歯が痛い
…等々、あげればキリがない。
そういうの全部ひっくるめて高齢を自覚している。
そしてリアル社会ではそれを自ら周りに知らしめるようなことはしていない。
しかし、自分の体調や持病を、まるで功績自慢のように他者にふれ回りたくて仕方がない人間がいる。
周りの人間の
「無理をしないでくださいね」
の言葉を引き出そうと、わざわざ炎天下に出て行き、座り込みながら草取りをする爺さんがいる。
73Gである。
それも必ずみんなの目にとまる場所でやるという
私、頑張ってますアピールがものすごいんだ。
アレ絶対計算してやっていると私は思っている。
そんなものを見てしまえば、管理職としては止めないわけにはいかない。
「無理しないで下さい」
の言葉を聞いて爺さんニンマリ😁
そして
給食食器の入ったラックを私が移動させようとすると、突然私の前に立ち塞がり
「重うございますから、私が」
と言う。
こちとら3年もやってる作業なんだから、重いことなんざわかってるわい。
「いいからそこをどいてくれ!」
と心の中で叫ぶ。
ほんと、じゃま💢💢💢
そんな73Gが先週金曜日、昼休みの食事中に職員室へやって来た。
👴🏻「具合が悪いので午後から帰らせていただきとうございます」
給食作業中は普段と全く変わらず、相変わらず
👴🏻「重うございます」
👴🏻「熱うございます」
と口だけはよーく動いていたのだが、急に具合が悪くなったということだろうか?
それならそれでとっとと帰ればいいものを、それ迄の経緯や、これからの予定を訥々と話し始める。
「今から◯◯病院へ行きまして、診てもらいましてから家へ帰る…と、こういう予定でございます」
要約するとこういうことなのだが、結論に至るまでが長いのなんのって。
挙げ句の果てに、マスクをとって私に顔を近づけ
👴🏻「私の顔色、悪うございませんか?」
ときた。
こんなことを自分で言う人初めて見た!
第一、あなたの普段の顔色なんて知らんがな!
事務正女性に
「頑張りすぎなんですよ」
と言われてご満悦で帰って行ったのだった。