昨日立ち寄ったコンビニ。
ああ、ここもやっぱり…と思った。
ここ数年、日本国内いたるところで流行っている奇妙なお辞儀。
右手を下、左手が上になるように組み、おへその上に置き、そのまま前傾。
必然的に肘を張るポーズ。
「えっ? おなか痛いの?? 大丈夫???」
そんな質問をしたくなる。
これ、コンスと呼ばれる韓国風のお辞儀だそうだ。
なんで韓国風?と思うまもなく、これが今の主流になってしまっているのだが、、、
これっておかしくない?
美しくもなんともないんですけど!・・・と、私は思う。
この奇異なお辞儀、今や、百貨店やコンビニはおろか、テレビで見る女子アナでさえやっている。
マナーの達人ともいえるC Aや、果てはホテルマンにいたるまで、
ありとあらゆるところまで浸潤しているのだ。
この前利用した温泉ホテルでも、やはりこのポーズでお出迎えされた。
私、日本の温泉に来たはず。
あまりの違和感に戸惑った…というより、引いてしまった。
そして、昨日のコンビニ。
レジのアルバイトの女の子は、
ああこの子、無理やりやらされているんだな…というのが丸わかりで
かわいそうになるほど。
そんなことに気を使うより、早くお会計をお願いしたい…と思った。
実は、以前勤めていた会社で、ある日突然これをやり始めた。
創業者である父親が亡くなり、我が世の春とばかりにやりたい放題の二代目社長は、
数十万、時には数百万の大金を使って、あちこちのセミナーに参加していた。
そこで仕入れて来たものであることは、容易に想像できた。
私に言わせれば、この二代目社長ほど、世間知らずの大人はいない。
年齢だけは、それなりに行っちゃってるけど、中身はない!に等しい。
しかし、二代目社長という権力があるものだから、タチが悪いんだな。
本気ではないにしろ、周囲の人間が崇め奉るから、なお一層調子に乗るんだろうね。
彼は、自分の信仰するセミナーの塾長が、「これが正しい」と言えば、
それのみが正しいと思いこむ。
違うものは「悪」・・・そんな感じの男だった。
そして、自社の研修会の講演なんか頼んじゃったりもする。
そこで、従業員全員練習させられてたっけ。
例のお辞儀を。。。
まさしく洗脳教育じゃないか…と当時、思った。
でも、「それ、変ですよ」って声を上げる人はひとりもいなかった。
自身の身の行く末を考えれば、イヤでも受け入れるしかないのだ。
雇われ人だからね。
私はもう辞めちゃったからどうでもいいけど、多分みんなでまだやってるんだろうな。
気味が悪いな。
この韓国独自のお辞儀、コンス。
韓国の文化をどうこう言うわけではない。
それはそれで、あちらがいいと言うのだからそれでいい。
でも日本でアノお辞儀はないわあ。
はっきり言って
へん!
マナー講師を標榜している先生方に言いたい。
そんなお辞儀を一般人に教えないで貰えませんか。
へん!だから。
本来の日本の礼節にかなったお辞儀は、決して今のアレではないはず。
たかがお辞儀、されどお辞儀。
私にとって、アレは違和感しかない。
~今日の一句~
やる方は いいと思って やってない