一昨日
病院での夫の病状説明の際
主治医から今後の仕事に対する希望を尋ねられた。
夫は今63歳。
誕生日は4月である。
「(できるなら)65歳までは…。
あと一年半だから…。」
と、夫は応えたのだが
何故かその時私の方をチラッと見た。
その一瞬の言動に隠されたものを
主治医は瞬時に察知したようだった。
私の方を見て
「奥さんは続けて欲しいんだよね!!」
えっ???
なんでそう思うの?
なんででわかるの?
私、なんか言ったっけ?
私の顔にそう書いてある?
ああ
見透かされているな。
ココで何度も書いているように
夫のリタイア後にやって来るであろう日常を考えると
私はどうしても暗〜くなってしまうのである。
結婚以来
お互い適度な距離感を模索しながら
快適な暮らしを構築してきた。
つかず離れず干渉せず
さりとて気遣いは忘れず
最期は私が夫を送り
夫はそこで私が再びやって来るのを待っている。(予定)
こんな青写真。←照れる(≧∀≦)
でも
そう感じていたのは私だけで
もしかしたら夫は別のことを考えていたのかもしれない
…と
ここへ来て私の確信が多少揺らぎ始めた。
夫の本音はどこにあるのだろう!??
長く続けてきた今の仕事を
こんなふうに志半ばで引退することに
未練はあるのか、
はたまたないのか。
『あと1年半』
…は本音なのか建前なのか。
考えてみたら
そこらへんのことを真剣に話したことはなかった。
ふたりが65歳になり、自由になったら
ちょっとだけ長い旅行をしようか。。
そんなことだけは折に触れ話してきた。
そう
私達は何の躊躇いもなく
『第二の人生は65歳から』
…と考えていたのだ。
そこに到達するまでのあと僅かな年月は
このまま普通に過ぎていくと思っていた。
それが当たり前だと思っていた。
疑う余地などまったくなかった。
さて
医師はどういう判断をするだろう。
しかし失礼なヤツだ。
私がまるで病気の夫にムチを持って
「働けよ!オラァ!!」
と脅しているようにでも見えたのだろうか?
そして
ビクビクしながら私の顔色を伺うような仕草をした夫も夫だ。
なんだよ!!
腹立つわあぁ!!!
でも
私の本音、見抜いたな/(^o^)\
アッパレ!
〜今日の一句〜
いつだって 本音と建前 コレ大事