だんごのきもち

徒然なるまま自由気ままに書いてます(*^▽^*)

新聞の片隅に見つけた名前

この職場で働くようになって2年と6ヶ月。

順調に更新があればあと2年半ここにい(られ)る予定。

折り返し地点を目の前にし、長かったような、短かったような、そんな気分の今日この頃である。

 

思い起こせば2年前の春4月。

ここを人生最後の職場として誠心誠意仕事に励もうと心に決めて門をくぐった。

 

ひと所に10年、20年と勤めてきて、ここが三つ目の職場である。

ずっとほぼ事務職なので、その道の基礎の基礎は会得していると自負していたが、やはり所変われば品は変わった。

事業形態が違うのだから、当然仕事の内容も違うし流れも違う。

でもその主流は大体同じはずだと思っていたのだが。

 

初っ端から驚いたことがあった。

 

普通の職場なら、引き継ぎというものが必ずあるし、ないにしてもそれに準ずる人が仕事をやりながら教えてくれるもの…だと私は思っていた。

 

実は、それが一切ナシ!だった。

 

前任者は年度末3月31日迄、私は4月1日から。

ここら辺、しっかりしているというか融通が効かないというか。

 

時同じくして異動して来た事務職の正職員女性がいた。

私は

『きっとこの方に仕事のアレコレを教えてもらえるのだわ』

と思っていた。

 

が、この方、体調不良でお休みされることが多く、ゴールデンウィークあたりを境に、長期休養と相成った。

 

えっえっえーーーっ!?

 

学校事務のなんたるかも知らない

学校のシステムもわからない

マスク社会で誰が誰だかわからない

誰も何も教えてくれない

 

しかし

『習うより慣れろ』

とはよく言ったものだ。

わからないことは数年前の書類をひっくり返して紐解いた。

教員の名前も失礼なほど間違えた。

それでも何とかやってきた。

 

偉いぞ!私。

 

 

昨日

朝刊のお悔やみ欄に、数年前、ほんの数日一緒にいた正規事務職員の女性の名前を見た。

 

年度末まで休職し、ちょうど60で定年退職となっていた彼女。

辞められてからのことは一切知らなかった。

 

61歳。

 

若過ぎる。

 

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