◇ プロのお仕事を目の当たりにした件
昨日の続き
3日目。
いよいよ母が家を出て葬儀場へ向かう日。
普通なら既に納棺して出発というところだが、実家の動線の悪さを鑑み、湯灌納棺の儀は葬儀場にて行うことになった。
出発のこの日は男の方が2名来られた。
まぁそうだろうな。
実家の町内会は、古くからの方々が既に結構な高齢者となっていて、脳内花畑の方も大勢いる。
家族葬だったこともあり、町内会には知らせなかったので、出発は静かにひっそりと。
昔のことを思い出した。
半世紀前の祖父の出棺の時は、白い鳩をたくさん飛ばしていた記憶がある。
あの頃は通夜も葬儀も自宅で行い、子ども心に不気味さを抱えていた。
あれから半世紀。
随分な大人になり、怖いとか不気味という心持ちはなくなった。
昭和は遠くなりにけり。
さあ、私も斎場へ。
家族葬専用の式場は一日一組限定(当たり前)で、できたばかりの新しい式場。
控室は一言でいうとビジネスホテル仕様である。
『家族で送る』
に相応しく、まるで自宅にいるよう。
リビング、キッチン、バス、トイレ、寝室があり、電気マッサージ椅子まで完備。
冷蔵庫の中もご自由に…ということで全部消化しちゃった😋
さて、湯灌の儀。
ここでビックリ😳
担当者は30に届くかどうかという若い女性と30代後半?と思しき男性。
お二人で湯灌をしてくれたのだけど…いやはやすごい。
大変なお仕事だわね。
自分にこれをやれと言われても絶対無理…そんな仕事だ。
ここ数日で、病院の看護師さんも大変なお仕事だと思ったけど、この儀式をしてくれた方も言葉では言い表せないほどすごい。
こんなに若いのに
世の中にはもっとキレイでラクな仕事がたくさんあるのに
『何故この仕事?』
と思わずにはいられなかった。
つ・づ・く😊