その昔、一週間の労働は6日間だった。
学校も土曜日の午前中はお勉強。
あの頃の子ども達は、雨の日も、風の日も、かんかん照りの日も徒歩で通わなければならなかった。
何故なら、車がある家が珍しかったから。
というより、車などほとんどの家になかったと思う。
当然我が家にもなかった。
私の家は学校から結構遠くて、子どもの足にはちょっと厳しい片道2㌔。
道路は今のように舗装されておらず、片側に小川(と呼ばれる用水路)が流れている狭い砂利道で、時折車が通ると砂埃が舞い上がった。
さすがにクマは出なかったけど、デカい亀や巨大なカエルが交通事故に遭っている場面に何度遭遇したことか😰
the⭐︎田舎の原風景である。
時を経て今
あの頃と簡単に比較することはできないが
ちょっと過保護過ぎやしませんか?
と私は思うのである。
交通事故や変質者の出没など、いろいろ危険なことが多い現代。
まさかのことを考えると、例え目と鼻の先であろうとも、親は我が子をせっせと車で送迎する。
その気持ちはよーくわかるのだけど。。。
私も十分甘々な親であったのを自覚しているが、それ以上に目に余るくらいの現実を現職場で働くようになってから目撃するようになった。
毎日のように。
毎朝、子どもを送って来る親の様子を窓越しに眺めている。
校門の前で車から降ろすのは、まぁわかる。
校門から入って駐車場で降ろすのもまぁヨシとしよう。
しかし、校舎のそばまでぐいーんと侵入して来て、玄関に車を横付けする親が複数いらっしゃる。
そして普通に歩ける子どもが悠然と車から降りて来る。
重役かよ!
そういえば、近隣の小中学校や幼稚園も、その時間帯になると道路にずらーーーーーっと車が並ぶ。
電車発着時刻の駅前も同様で、いやはや、親は大変だわ。
そう考えると
昔の子どもである私達は、随分頑張ってたのね❣️
今の子ども達が大人になった時、社会はどのようになってるのだろう。
世の中が今以上に不穏になって、車での送迎が義務化されてたり???
もしかして完全リモート授業になって、登下校がなくなっているかも???